先週は世界的な景気減速懸念が浮上するも、
やはり、英のEU離脱関連の情報に左右される展開となりました。

どうしても離脱案を可決させたい英メイ首相は、
自身の辞任というカードを使ったにも関わらず、
3たび否決されてしまい、本人も「限界に近い」と発言。

出口のない袋小路に捕まった状態ですが、
報道では4回目の採決を行う意向もあるんだとか。

離脱期限の延期は4月12日までですが、
それまでに打開策が見つからない場合は、
合意なき離脱“が現実化します。

正念場が続きます。

ということで、
先週分のGBPJPYの1時間足チャートを復習しておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cbp19033101
EU離脱に関してある程度の方針が決まるまでは
私はポンド関連の通貨ペアには手を出さないようにしています。

やはり、突然のニュースに振らされるのは嫌ですからね。

上記チャートを見ても、
トレードしやすい形状だとは言えないでしょう。

週後半には下降トレンドになりましたが、
ボラティリティーが大きいので、
タイミング良くエントリー、決済しないと、
十分な利幅は得られなかったでしょう。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはり、GBPが上下に振れていますね。

GBPを外すとなると、
全般的にはUSD買い、EUR売り傾向が見られたので、
EURUSDのショートが分かりやすかったはずです。

さて、月曜からの相場ですが、
4月になり新年度入りです。

引き続き、メイ首相の動向に注目で、
もし4回目の採決を行い、可決されるようなら
ポンドは大きく買われるでしょう。

しかし現状としては、
合意なき離脱“がメインシナリオという雰囲気です。

さらには、米雇用統計も控えていますが、
これは注目されるんでしょうか。

前回2月の米雇用統計はネガティブサプライズだっただけに、
今回も予想を下回る数字になると
本格的な景気減速が意識され、
ドル売りにつながる可能性もあります。