先週は米中通商協議の進展期待でリスク先行の円売りになる一方、
英のEU離脱関連のニュースに振り回される展開となりました。

合意なき離脱が現実味を帯びてきている中、
英メイ首相はEU側に対して離脱期限を6月30日まで
再延期する申請を行っています。

そしてその申請を、
EUは10日の臨時首脳会議で協議する予定だとか。

なんとか妥協点を見つけたいメイ首相は
できるだけ時間を稼ぎたいようですが、本人は
「6月30日を超えて延期するつもりはない」
と発言しているので、
少なくとも6月末までにはある程度の方向性が出てくるでしょう。

瀬戸際の交渉が続いています。

ということで、
先週分のGBPJPYの1時間足チャートを復習しておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb19040701
大まかな流れで言うと、前半は上昇トレンドで、
後半は下降トレンドでしょうか。

しかし、ニュースに振り回されて
ボラティリティーが大きい状態だったので、
エントリーのタイミングは難しかったでしょう。

また、こういう時に無理に利大を目指してしまうと、
利を減じてしまうので手じまいのタイミングも難しいです。

個人的にはEU離脱問題が落ち着くまでのもう少しの期間、
ポンド関連の通貨ペアには手を出さないつもりです。

そして、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
全般的にJPY売りになっていますが、これは
米中通商協議の進展期待によるものでしょう。

GBPは上にも下にも大きく振れている印象、
USDEURは僅かながら買い優勢だったでしょうか。

さて、月曜からの相場ですが、
まずは10日のEU臨時首脳会議に注目です。

ここで6月30日までの延期申請が認められるのか、
それとも、別の代替案が提示されるのか、
その内容如何によってポンドは大きく動く可能性大です。

日本国内では統一地方選挙ですが、
まぁ、材料にはならないでしょう。

それから、世界的な景気減速懸念が囁かれているなか、
株価は堅調、ドル円も堅調なのが不思議ですね。

市場は半年先を予想して動くと言われていますが、
まだまだ好景気は続くと思っているんでしょうか。