先週はFOMCと英のEU離脱期限延期がメインテーマとなり、
市場が大揺れの展開となりました。

FOMCでは年内の利上げ見通しが0回にまで引き下げられ、
想定以上のハト派的な内容に市場はドル売りで反応しました。

また、英のEU離脱期限については、当初の3月29日から
4月12日にまで延期されましたが、
肝心の離脱案に関しては英議会で可決される見込みは低く、
こちらはまだ流動的な展開となっています。

さらには、金曜日のPMIという指標が予想以上に落ち込んで
ユーロが急落しています。

PMIってそんな重要な指標でしたっけ?

先週のチャートの動きとしては、FOMCや離脱問題よりも、
このPMI後のユーロの急落が最もボラが大きかったですね。

ということで、
先週分のEURUSDの1時間足チャートを復習しておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
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週中まではよく見かけるいつも通りの低ボラでしたが、
FOMC直後にドル売りによる急騰が起きています。

さらに、金曜日には急落していますが、
これがPMIの指標発表後の動きです。

イベントや指標発表で上下に振り回される展開で、
トレード的には手を出したくない形状ですね。

私が初心者だった頃、
このような乱高下にはワクワクしたものですが、
今となってはマイルールに合わないので、
逆にやる気をなくします。。。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
FOMC後にはUSD売り、JPY買い、
PMI後にはEUR売り、JPY買いとなっているのが分かります。

また、GBPに関しては全般売り優勢だったようですね。

さて、月曜からの相場ですが、
引き続き、英のEU離脱問題の進展具合、
それに関わる要人の発言等に注意です。

さらには、トランプ大統領の発言により
米とトルコの関係悪化も気になるところです。

現在、ドルもユーロもポンドも買いにくいファンダメンタルズの中、
消去法的に円が買われやすくなっているようです。