強い米雇用統計を受けての先週の相場は、
ドル買いが優勢な展開が続きました。

というか、他の通貨に買い材料が無かったので、
消去法的にドルが買われたという表現が正解でしょうか。

注目だったトランプ大統領の一般教書演説では、
相変わらずのアメリカファーストと
メキシコ国境との壁建設に言及しており、
特に目新しい内容ではなかったようですね。

しかし、それが良かったのか、波乱なく通過したことが
逆に、ドル買いにつながったようです。

先のFOMCでのパウエルFRB議長の弱気発言から、
今年から米は景気減速のサイクルに入るのでは、
という市場観測があるにも関わらず、
なかなかドル売りにはならず。

やはり、”他の通貨よりはマシ”なんでしょうね。

ということで、
先週1週間分のEURUSDの1時間足チャートを復習してみます。

(チャート内に、赤色四角枠を記述していますが、
 これはマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)、

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
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1週間をとおして、これだけ綺麗に下げ続けるなんて、
非常に珍しい現象ですね。

マイルール的にもショート一色の相場展開でした。

しかし、私個人の実際のトレーディングとしては、
それほど値幅は取れなかったですね。

確かにショートしかできない相場展開でしたが、
そもそも波形が短いので、
戻り売りのタイミングが取りづらかったです。

あとから振り返れば、
スイングで持ち続けていれば良かったのに」と思いますが、
それはチャートが出来上がった後だから言える
後解釈“でしかありません。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週を通して、USD買いだったと分かります。

そして、相対的にEUR売りでもあったので、
やはり、EURUSDのショートが最もやり易かったでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
米の政府機関閉鎖解除の暫定予算の期限が15日に控えていますので、
それに対するニュースと思惑で振らされるでしょう。

国境の壁建設に関しては、まだまだ共和党と民主党で溝が深く、
妥協案は見つかっていないようですが、
はたして解決できるんでしょうか。