先週も中国不動産大手「中国恒大集団」の経営危機問題が注目を浴びましたが、
中国当局が介入する?ような発言をしたことで
とりあえず不安感は一服という感じでしょうか。
しかし、報道によれば経営危機に陥ってる不動産会社は
「中国恒大集団」だけではなく他にもたくさん存在するとのこと。
本当かどうか分かりませんが、
中国の不動産会社は1日1社が破綻しているらしいので、
これが悪い方向へ波及すれば、それこそ不動産バブルが弾けて、
30年前の日本と同じ道をたどる可能性も無くはないです。
FRBのテーパリング、利上げシナリオと併せて、
これらが今年後半のメインテーマになりそうです。
それでは、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
週前半は青色ゾーンに沿った上昇トレンドでしたが、
週後半にトレンド転換しましたね。
その転換のきっかけになったのが、
112円という数字的な節目です。
上記チャートでも分かるように、
112.00円ジャストで見事に抵抗にあい、
結局抜けきれずに反落している様子が分かります。
そして、このトライ日がたまたま月末、期末だったこともあって、
大口のリバランス調整などもあったんでしょう、
終盤には売りに押される結果となりました。
トレーディングとしては、
上昇トレンド中にいつも通り青色ゾーンを背にして
押目買い方針で臨めば問題なかったでしょう。
また、通貨の力関係を確認すると、
やはり、USD買いが強く出ていますね。
それに対して比較的弱かったのがGBPでしょうか。
よって、GBPUSDのショートの方がやり易かったかもしれません。
さて、月曜からの相場ですが、
引き続き「中国恒大集団」問題の続報待ちでしょう。
また、ドル円の112円台トライがあるかどうかにも注目です。
まぁ、今後のFRBの資産購入ペース縮小の流れを考えれば、
当面はドル円は底堅く推移する可能性が高そうです。