先週は有事のドル買いと為替介入が意識される相場展開でした。
まず、米・イラン紛争ですが、水面下で合意交渉を続けているものの、まとまる気配は無し。攻撃も不定期に行われているようで、停滞感が強くなっています。
トランプ大統領からは「イランは歩み寄っている」「合意したがっている」的な発言をしていますが、当のイラン側はそんな素振りは全く見せず、強気姿勢のまま。何が真実なのか分からない状況が続いています。
先週のトランプ大統領は米中首脳会談のために訪中していたので、米・イラン紛争に関してはあまり報道されず、メイントピックではなかったですね。
対して日本ではベッセント米財務長官が来日し、片山財務相や高市首相と会談、当然ながら為替介入について意見交換をしたでしょう。
現在の為替介入は米国債を売ることで円を手に入れ、それを元手に円買い介入することを意味します。つまり、米国債売り⇒米金利上昇という流れになるので、それでは米は困る。そのへんを話し合ったのではないかと推測されます。
そんな状況の中、先週も小さな為替介入が行われたっぽいですね。
以下にドル円のチャートを載せていますが、長い下ヒゲが散発的に見られます。通常の相場展開ではこのような下ヒゲが何度も発生することはありえず、おそらく介入でしょう。
それにしても、政府・日銀の為替介入に関する方針が分かりませんね。157円台に乗せたら機械的に介入すると思っていたんですが、そうでもなさそう?早くも諦めた?
まぁどれだけ介入したとしても、日本のファンダメンタルズを考えれば円売り実需を抑えることはできません。円売りを抑える最も効果的な方法は国力を強くすることなんですが、それを政治家が行っていないんですから…この流れは仕方ないです。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠を記述していますが、
これはマイルールにおけるロング指向の領域を表しています)

先週のドル円は久しぶりに一方的な上昇トレンドでした。珍しいですね、週を通してずっとロング指向のままです。値幅は250PIPSほどでドル円としては標準的か。
しかし、トレーディングとしては、おそらく難しかったでしょうね。
一応、週を通してずっと遅行スパンは陽転のままですし、青色ゾーンのままでもあるので、明確にロングの押目買いを狙う状況ですが…
いかんせん、介入が…火曜日と木曜日に青色ゾーンを下抜けるほどの特大下ヒゲがありますが、こんな事をされるとロングポジション持ったとしてもストップに掛かってしまい損切りで終わってしまいます。しかもその後は直ぐに回復して上昇トレンド継続って…メンタルやられるでしょう。
私は先週も書きましたが、介入の可能性がある限り、当面ドル円でのトレードは控えており、この相場もやり過ごしています。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、USDの強さが目立っていますね。有事のドル買いと米長期金利上昇の相乗効果です。
あとは、GBPが弱いですが、これは英地方選挙で与党が大敗したことが原因です。
報道によると、国政与党の労働党は、約1500減の1068議席にとどまり大敗。たいして、反移民の右派リフォームUKは、改選前の2議席から1453議席と大幅増。凄い…2→1453って…こんなことあるんだ。でも、これが世界の流れ。
さて、月曜からの相場ですが、大きな経済指標は予定されておらず、トランプ大統領の訪中も終わったことで再び米・イラン紛争に焦点が当たりそうです。
そして、158円台に乗せてきたドル円ですが、次の介入はいつになるのか、且つ、いつまで介入を続けるつもりなのか、など色々詮索する相場になりそうです。
私は引き続き、ドル円でのトレードは控えます。というか、なるべくならクロス円でのトレードも控えたいですね。





