先週はドル売りが優勢となりました。

これまでは米10年債利回りの上昇を背景に
ドル買い優勢の場面が多かったですが、
もうそろそろ米景気回復は織込み済の段階に入ってきたんでしょうか、
米10年債利回りは落ち着いてきた感じです。

一応、バイデン大統領の大型経済対策が効いてきたのか、
先週発表された米経済指標も良好なものが多く、
個人消費が活発になってきていることも確認されました。

本来なら、こうした状況では米10年債利回りは上昇し、
それに伴いドルも買われる展開になるはずですが、
先週はどちらも上値が重たい展開に。

やはり、先行して買われていたので、
実際に米経済が良好だと指標で確認できたら、
それで一旦終わり、リセットなんでしょう。

相場ではよくあることですが、
知ったら終い
噂で買って事実で売る
の部類です。

ということで、
先週分のEURUSDの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb21041801
全般的に遅行スパンが陽転している場面が多く、
雲も青色スパンが大勢を占めているので、
ロング主体で臨むべき相場だったと言えるでしょう。

しかし、綺麗なトレンドという訳でもなく、
ボラティリティもあまり出ていないので
利大を目指していたら上手くいかなかったかもしれません。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはりUSD売りが優勢になっていることが分かります。

それに対して、明確に買われた通貨は無かったですね。
JPYEURが相対的に買われていた程度でしょうか。

よって、通貨ペアの選択としては消去法的に
EURUSDのロング、USDJPYのショートになりますが、
それほど自信を持てるほどではないです。

さて、月曜からの相場ですが、
米10年債利回りは市場のテーマから外れたようで、
次の材料探しでしょうか。

一応、先週金曜日に日米首脳会談が行われ
共同声明が出されましたが、
政治色の強いイベントであり、為替には影響はないと思われます。

まぁとりあえずは、週初の動きだけは注視しておきます。