先週は何と言っても日米による協調介入ですね。

タイミング的には意外も意外、全く警戒していない中での介入でした。これまでの介入というと、必ず直前に円売り急騰していて、チャート的にも反り上がった形状になったタイミングで行われるパターンがほとんどだったはず。

しかし、今回の介入に関しては、事前に円売り急騰は起きていませんでした。確かに、ドル円は高値圏で推移してはいましたが、ここ数日は横ばい状態で落ち着いていて、投機筋も仕掛けていませんでした。

そんな中での実弾介入です。

介入初動の値幅はドル円で6円ほどとなっており、これまでの介入時の下落幅と比較するとほぼ平均的か。介入額は約8.45兆円との報道もあり、こちらはこれまでの介入時と比較すると多少多めか。

しかしこれだけに留まらず、翌日の金曜日にも再び介入した模様。

報道によると、米通貨当局がレートチェックをしていたようで、どうやら今回は日本単独の介入ではなく、日米による協調介入だったようです。

片山財務相はノーコメントを貫いていますが、ベッセント米財務長官は「円は均衡価格を大幅に下回る水準まで行き過ぎている」と発言しており、また、閣議に出席した際のメモに「TO DO Buy Japanese Yen(JPY) $5-10bi.」と記された写真が公開されたことも話題になっていましたね。(穿った見方をすると、このメモ写真さえも、ベッセント米財務長官による演出にも見えてしまいますが)

週明けには円安・ドル高防止に向けた今後の方針を日米両政府が表明するようなので、その内容如何によっては更にもう一段の下落もありそうです。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb26080201
週初から停滞しており、そのまま横ばいで推移するのかと思いきや…木曜日に介入、そして、金曜日に連日の介入で急落しています。

週を通した値幅は640PIPSほどで、そのほとんどは介入によるものです。

トレーディングとしては難しいというより、最初から手を出すべきではない状態でしたので、個人的にはどれだけ動いても関係ないという意見です。

今のドル円やクロス円は純粋にテクニカルで測れるものではなく、介入思惑による政府を意識した歪んだファンダメンタルズ相場ですので、基本手は出さない方が無難です。

サブウィンドウの通貨の力関係を確認を確認すると、やはり介入時にはJPY買いUSD売りになっています。

対してEURGBPはあまり動いていないですね。報道によると今回の介入ではEUR買い介入も実施されたとのことですが、それほどEURは強くなっていません。

さて、月曜からの相場ですが、まずは日米両政府が円安ドル高防止に向けて何を表明するのかに注目です。はたして円安の流れを変えるウルトラCの秘策があるのか…

今の円安とは、高市政権の積極財政、日本の財政赤字拡大、日米金利差などが原因。更に長期的には、日本の人口減少、慢性的な国力の弱さが原因。それらを根本的に変えなければ円安の流れを変えることはできないのは明白。

残念ですが今の政治家にそれは無理でしょう。

ようやく介入してくれたので、ドル円、クロス円はトレード対象とします。チャートの落ち着きを待ってから基本上目線で見ていきます。