先週もギリシャ問題で大きく振れる展開が多かったですね。

皆さんチャートではなくニュースの方に目が行っているようで、
テクニカルも効きにくい状況となっていて、
裁量トレードの方も先週は調子が悪かったです。

では今回も、テスト開始から約23週経過分の収支曲線を公開します。
portfolio15070501

トータルの成績ですが、前回+56.23%で、今回+35.89%なので、
この1週間で、-20.34%の減少となりました。

これほど大きな減少は初めてですが、これはギリシャ問題の混乱による
為替市場の月曜寄付きのユーロ関連通貨ペアの
巨大なギャップダウンの影響がほとんどです。

私は自作EA群を運用する時には、週末にポジションを持っていたとしても
手動で止める事はせずに、そのまま持ち越すようにしているんですが、
先週は運悪く、ユーロ関連の通貨ペアのEA全てで
ロングポジションを持っていたんですね。

それが、寄付き時点の想定外の巨大なギャップダウンによって、
全て損切りとなってしまい、今回のような結果となってしまいました。

以下はEURJPYの1時間足チャートで、先週の週またぎのポジションを示しています。
eurjpy1h15070502
(B)はBUYを表し、青点線でロングのエントリーから決済までを表しています。

このように、EURJPYに適用している3つのEAが
全てロングポジションをもったまま週をまたいだ結果、
このような大きな損失になってしまったんですね。

EAの運用に関しては、市場が閉まる前にポジションを全て閉じる
という方針で臨むトレーダーもいるでしょうが、
私の場合は、ポジションをキープしたまま翌週に持ち越す方針にしています。

なぜなら、
できるだけ人の手を介さない方が正しいフォワードテストができるからです。

しかし、それが今回は裏目に出てしまったという感じです。
しかも、運悪く全てのEAで逆向きのポジションを持っていたんですからね。

まぁ、こんな事もあります。

さて、今週末も相変わらずギリシャ問題が話題となっており、
緊縮策受け入れの国民投票が行われる予定となっていますが、
その結果によっては、明日月曜日も再び巨大なギャップダウン、
もしくは、巨大なギャップアップで始まる可能性があります。

その影響を再び私のEA群は受ける事になりますが、
現時点ではEURJPYでショート1ポジション、EURUSDでロング1ポジション
という状態で週をまたいでいますので、
今回に関してはそれほど大きな影響は受けないでしょうね。