長らく続いていた日足レベルのドル買い相場ですが、
米朝首脳会談の中止を受けて、
ようやく相場付きが変わってきたでしょうか。
先週は久し振りにリスク回避の円買いが優勢の週となりましたが、
その後の報道では、北朝鮮は対話の継続を表明しているとか。
北朝鮮にとっては少しでも有利に会談を進めたいという
外交上の戦術のつもりなんでしょうが、
トランプ大統領の機嫌を損ねただけのようでしたね。
また、週末に向けては、
イタリヤとスペインの政局不安も材料視されて
円買いを後押ししています。
これにより、ドル円は200日移動平均線を再び割ってきましたが、
早くも日足レベルでの弱気相場に戻るんでしょうか。
という事で、
先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートを復習してみます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
週初はドル買い相場の余韻が残っていましたが、
週中以降は明確な下降トレンドになりました。
トレンド転換時の横ばい期間はトレードしづらいですが、
その後は赤色ゾーンがレジスタンスラインとして効いていたので、
ショートしやすかったと思います。
また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはり週初はUSD買いが強く出ていましたが、
週中以降は、JPYの独歩高でしたね。
相手方の通貨としては、
USDよりもEURとGBPの方が弱かったので、
EURJPYのショート、もしくは、GBPJPYのショートの方が
値幅がとりやすかったでしょう。
さて、月曜からの相場ですが、
まずは米朝首脳会談の行方が焦点でしょうか。
今確認したニュースだと、
北朝鮮は米朝首脳会談の意思があると伝えているので、
おそらく開催されるんでしょうね。
いい加減、余計な駆け引きはやめて欲しいです。
この問題が収まれば、
再びドル買い相場に復帰する可能性もありますが、
週末の米雇用統計次第でしょうか。