米中貿易戦争が市場の中長期的なテーマになるのかと思っていましたが、
ムニューシン米財務長官が中国と協議をしていると発言し、
先週はリスク回避の動きは一旦収まった格好となりました。

協議の結果についてはまだ何も報道されていないですが、
市場の悲観的なムードは徐々に後退しているようです。

また、南北首脳会談が決定したり、
月末、年度末が重なってのフロー主導のドル買いが起きたりなど、
ドル円にとっては上昇圧力の強い週でした。

という事で、
先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートを復習してみます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
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週初は先々週の流れを受けて明確な下降トレンドでしたので
当然、売り目線からのスタートでしたが、
結果的には上昇トレンドが優勢の1週間でした。

では、どのタイミングで買い目線へ変更するのかというと、
27日の遅行スパンが陽転し、赤色ゾーンを抜けたあたりからですね。

しかし、日足レベルでは明らかな下降トレンドなので、
慎重を期すなら、28日以降の青色ゾーンを抜けたあたりの
押目を付けての上昇、高値安値の切り上げ場面からは
買い目線へ変更したいですね。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週初はEURが強かったですが、
徐々にUSD買いに変わってきていることが読み取れます。

週末にかけてはGBP売りも起きていますが、
グッドフライデーで各国祝日でしたので、
それ以外の通貨には明確な強弱は起きていなかったですね。

さて、月曜からの相場ですが、
米中貿易協議に関する報道によっては
円主体で上にも下にも大きく動く可能性があります。

また、週末には米雇用統計が控えていますが、
前回のFOMCで利上げしたばかりですし、
現在は政治色の強い相場状況なので、
よっぽど事前予想と大きくかけ離れた結果でなければ
今回は無風状態に近いのではないでしょうか。