先週の相場はドル売り主体の動きとなり、
USDJPYは、一時108円前半まで下げていきました。

そのきっかけを作ったのは、ムニューシン米財務長官による
「ドル安は米の貿易にとって好ましい」というドル安容認発言ですが、
しかしその後、今後はトランプ大統領から
「強いドルを望む」発言でドルが買い戻されており、
要人発言によってドルが翻弄される展開でした。

また、週末にはダボス会議に出席している
黒田総裁の発言がきっかけで円高が進行しており、
USDJPYに関しては上値が重たいままで大引けを迎えています。

という事で、
先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートを復習してみます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
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週明けは持合から始まりましたが、
23日に直近のサポートラインをブレイクしてからは
明確な下降トレンドになっています。

この間はショート主体でトレードしていれば問題なかったでしょう。

そして、26日に一気に急騰していますが、
これがトランプ大統領の「強いドルを望む」発言によるドル買いです。

この発言以降はチャートが乱れているので、
あまりトレードしたくないですね。

一時的に、スパンモデル的にロング指向の場面もありますが、
俯瞰的には下降トレンドの戻り場面ですので、
それほどロングに強気になれる状況ではないでしょう。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはり、USD売りが目立っていますが、
それと同時に、GBP買いも目立っています。

ということは、
GBPUSDのロングが狙い目だったと言えるでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
このままドル安が継続するかどうかに注目です。

以下は、USDJPYの週足チャートですが、
現在、トランプ大統領発足後の最安値付近まで
下げてきている事が分かります。

もし、最安値を割るようなら、
久しぶりの週足レベルの下降トレンドになるかもしれません。
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また、イベントとしてはFOMCや米雇用統計が控えているので、
今週もドル主体で動く可能性が高そうですが、
USDJPYに関しては、上がったところを売られそうな気もします。