先週の注目材料としては、
パウエルFRB新議長の議会証言がありましたが、
特に市場に影響を与えるような発言はなく、
無難な出発という感じでしょうか。
また、EU離脱交渉の難航を受けて
ポンドが大幅に下落しました。
個人的にはEU離脱ネタは、もう賞味期限切れかと思っていましたが、
まだまだ振らされる展開が続くようです。
更に、トランプ大統領による関税措置の発表があったり、
再び、株安が進行するなど、
リスク回避の円買いも広まっています。
では、
先週1週間分のEURJPYの1時間足チャートを復習してみます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
週初は買い戻しが優勢でしたが、
28日に遅行スパンが陰転し、青色ゾーンを割れて以降は、
大きな時間足の方向である下降トレンドに回帰していきました。
4時間足以上のトレンドを重視するなら、
週初の上昇トレンドでのロングはやらなくても良いでしょう。
また、週末にかけて遅行スパンが絡んできていますが、
こういう時に無理やりショートすると、持合に捕まって
なかなか決済できなくなりますので注意が必要です。
そして、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週初は通貨の強弱が見られませんでしたが、
中盤以降に、USD買い、JPY買い、GBP売り
となっている事が分かります。
よって、通貨の力関係の観点から
トレード用の通貨ペアを選択するなら、
最も強いJPYと最も弱いGBPの組合せのGBPJPYのショートが
最有力だったと言えるでしょう。
さて、月曜からの相場ですが、
月初ということもあり、ECB理事会や米雇用統計など
重要イベント満載の週となります。
おそらくサプライズ的な事にはならないと思いますが、
発表前後の思惑による乱高下だけには注意しておきましょう。