日本では何とか落ち着いていますが、
世界的には新型コロナウィルスの感染拡大が今もなお続いています。

特に、中南米ではステイホームやロックダウンなどの行動制限をせず、
経済活動を優先させた某国も例もあってか、
かなり深刻な状況になっているようです。

日本人の立場からすると、
「なぜ国が率先して感染予防に努めないのか?」
と不思議に思ってしまいますが、
新興国の厳しい財政状況では、
経済活動を止めてしまうことは死活問題なんでしょうね。

また、地政学リスクも広がっています。

中国とインドの軍事衝突、韓国と北朝鮮の連絡所爆破など、
各国で緊張が高まっています。

日本は巻き込まれませんように。。。

為替や株式はこれまで期待感だけで動いていましたが、
ようやく現実を直視しだしたようで、リスク回避が強まりつつあり、
先週は円買いが強めに出ていました。

ということで、
先週分のEURJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb20062101
一時的に青色ゾーンに変わった場面もあったものの、
全般的には赤色ゾーンが占める割合が多かったので、
ショート中心で臨むべき週でしたね。

週中以降は、赤色ゾーンを背にして
戻り売り主体でエントリーしていれば問題なかったでしょう。

わりと分かりやすいチャート形状だったと思います。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週前半はラインが混ざっていて目立った傾向は無かったですが、
週後半にはJPY買い、GBP売りがはっきりしました。

よって、EURJPYのショートよりも、GBPJPYのショートの方が
利幅が取れたでしょうね。

この通貨の力関係では、+0.5以上の通貨と-0.5以下の通貨の組み合わせを
選択することが基本となります。

なので、通貨の強弱の動向が似ているUSDJPYの組合せである
USDJPYは選択外になります。

実際、先週のUSDJPYのチャートは以下になっています。
cpb20062102
比較できるように縦軸のメモリ幅は先のEURJPYと同じにしてありますが、
このように通貨の強弱が似ていると
値幅が出ないのでトレードもしづらくなります。

わざわざ値幅が出ていない通貨ペアで
難しくトレードする必要はありませんね。

さて、月曜からの相場ですが、
新型コロナウィルスの第二波の影響に注目でしょうか。

リスク回避となれば円買いに動きやすいですが、
究極のリスク回避はドル買い“だと知られてしまったので、
ドル円が下がり続けることはないでしょう。

基本、円買い、ドル買い目線で見ていくことになりそうです。