先週でお盆休みは終わり、
世界的にもサマーバケーションは終わったようで、
徐々にボラティリティも戻ってきたでしょうか。
相場自体はデルタ株の感染拡大と
その先のテーパリング開始の思惑で
明確な方向性が出ている通貨ペアは少なめでした。
そんな中、FOMC議事録が公開されましたが、
概ね予想通り、インフレは一時的、テーパリング開始は年内という内容。
今後の指標発表の内容にもよりますが、
こうした考え、シナリオはFRBの既定路線になっているようです。
そして、その先には利上げという流れになるはずですが、
これに関してはテーパリングとは切り離して議論するようで、
まだまだ先のようですが、
市場は先を織り込みたがりますからね、
もしかしたら当面のドルは堅調に推移するかもしれません。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、赤色四角枠を記述していますが、
これはマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
先々週の流れを踏襲して週初は買い優勢になっていましたが、
青色ゾーンを割って赤色ゾーンに切り替わって以降は、
明確な売り優勢の展開になりました。
トレードとしては割と簡単な方でしょう、
いつも通り、赤色ゾーンを背にしてショート指向で臨んでいけば、
期待値>1のトレードができたでしょう。
しかし、19日に日付が切り替わって以降に
一瞬だけ吹き上げている場面がありますが
これはFOMC議事録公開の場面です。
もしも、この時にショートポジションを持っていたら、
運悪く損切りになっていたでしょうね。
また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
相対的にUSD>EURだったことが分かります。
これによりEURUSDは下降トレンドになっていたんですね。
また、GBP売りが継続していたので、
通貨ペア選択としてはGBPUSDのショート、
もしくは、GBPJPYのショートの方がやり易かったでしょう。
さて、月曜からの相場ですが、
26日から始まるジャクソンホール会議は注目されます。
ここでパウエルFRB議長がどのような発言をするのか、
何かしらこれまでの発言とニュアンスの異なった内容だった場合、
ドルが振れる可能性もあります。