先週は日本ではお盆休み、
世界的にもサマーバケーション中なので、
どの通貨ペアも値幅が少なめで低ボラティリティ相場でしたね。
そんな中、最近注目されている米消費者物価指数(CPI)の発表がありましたが、
ほぼ予想通りの高止まりで、インフレ進行中が確認され、
テーパリング開始、資産購入ペースの縮小が現実味を帯びてきた印象です。
先々週の米雇用統計も力強い内容でしたし、
今年中にはFRBは出口戦略について
何らかのアナウンスをすることになるんでしょうね。
しかし、そんな思惑とは裏腹に、
NYダウはまたしても高値を更新。
本来ならテーパリング、利上げ観測があれば、
株式は軟調傾向になるはずですが。
一応、米ではインフラ投資法案が可決したようで、
それが影響してNYダウが上げたとの報道もありますが、
市場は”良いとこ取り”の様相を呈しているように見えます。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
全体的な流れとしては、週前半から週中にかけては上昇トレンド、
途中から横ばいになり、大引け間際に大きめに下げました。
トレーディングとしては、
週中までの上昇トレンドは分かりやすかったですね。
いつものように青色ゾーンを背にしてロング指向で臨んでいけば
期待値>1になっていました。
しかし、週中からは難しかったですね。
一応、遅行スパンが陰転し、
赤色ゾーンに変わってからは売り目線になりますが、
ボラティリティが少ないので、
ショートしても身動きが取れなかったでしょう。
しかし、踏み上げられることもなかったので、
仮にショートしてても問題はなかったですが。
また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはり週前半の上昇はUSD買い主導であったと分かります。
そして、大引け間際には下げていますが、
これはUSD売りとJPY買いの相乗効果による下げですね。
さて、月曜からの相場ですが、
一応、まだサマーバケーション中なのでしょうか、
基本低ボラになりそうです。
そして材料としては、米小売売上高やFOMC議事録も控えています。
早期テーパリングの思惑があるので、
ドルにとっては堅調な相場展開になりやすいと思いますが、
これらの指標が悪いと一時的なドル安もありそうです。