米雇用統計の予想以上の上振れを受けて、
先週は利上げ織込みのためのドル買いから始まりました。

また、注目指標の米消費者物価指数(CPI)も高い伸びを見せた結果、
市場は3月のFOMCでの0.5%の利上げを織り込み始めるとともに、
年内7回の利上げという見方も現実味を帯びることに。

こうして主要国のほとんどが
インフレ警戒からの利上げに動き出している中、
金曜日の大引け間際にウクライナ情勢の緊迫化のニュースが流れ、
市場は一気にリスク回避へ。

ウクライナ情勢が報道されてから為替市場の大引けまで
僅か数時間しか開いていなかったので
その後の続報が気になります。

一応、この記事を書いている時点では、
ロシアはまだ軍事行動を起こしていないようですが、
報道を見る限りでは今にも戦争が起こるような雰囲気です。

でもどうなんでしょう、
オリンピック期間中に本当に戦争するんでしょうか?

現在、米露で会談をしているらしいですが、
物別れになったら最悪の事態も考慮しなければいけないでしょう。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb22021301
全般、緩やかな上昇トレンドになりました。

雲は細いですが、こちらもほとんどの期間で青色ゾーンになっており、
買い目線で見るべき局面が多かったと分かります。

今まで通り青色ゾーンを背にしての押目買い方針で臨めば
期待値>1のトレーディングができたでしょう。

週末の急落がウクライナ情勢の報道によるものですが、
日本人のほとんどが寝ている時間帯なので、
幸いデイトレには関係なかったですね。

また、通貨の力関係を確認すると、
JPY売りが目立っています。

よって、クロス円をロング指向で臨むことが
環境認識的にも適切でしたね。

JPYが弱いことに関しては、
主要国が利上げに動く中、
日本だけが粘り強く?量的緩和をしているので
当然と言えば当然ですが。

さて、月曜からの相場ですが、
ウクライナ情勢の続報に注目です。

オリンピック期間中に戦争を始めたとなると、
前代未聞の出来事となります。

仮にそうなれば、
IOCも中国も面子丸つぶれですが果たしてどうなることか。

とにかく、何も起こらないことを祈るだけです。