先週はバイデン次期大統領の経済支援策に注目が集まりました。

金額的には1.9兆ドルと大規模なものとなりましたが、
市場の予想通りだったので反応は限定的に。

米では上院も下院も民主党が多数を占めているので、
今後も大胆な財政拡大策がスムーズに実行されそうです。

概ね市場はバイデン氏の政策を好感しているようですが、
紙幣のバラマキによるインフレ上昇と低金利政策がどこまで並行できるのか、
FRBの舵取りが難しくなりそうです。

日本の二の舞になる可能性も否定できません。

そして、新型コロナウィルスのワクチン接種が続いていますが、
供給が追い付いていないようで、
まだまだ効果を実証するほどではないようです。

また、感染力の強い変異種が複数出ていることもあり、
仮に、ワクチンが効かないとなると、
経済回復のシナリオが期待外れになるリスクもあります。

ということで、
先週分のEURUSDの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb21011701
週中には一時的に上昇トレンドに転じた場面もありますが、
全般的には下降トレンド優勢といって良いでしょう。

4時間足レベルでも売り優勢だったので、
赤色ゾーンを背にしての戻り売り方針で問題はなかったと思います。

そして、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週を通してEUR売りだったことが分かります。

よって、先週のEURUSDの下降トレンドは
EUR売り主導だったんですね。

他にはGBP買い傾向も見られたので、
EURGBPのショートもトレードしやすかったでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
バイデン政権が正式に発足します。

といっても、特に目新しいことはないので、
それ自体に相場を動かす力は無いでしょう。

そして、トランプ現大統領が最後の最後で
何らかのアクションを起こすのかに注目です。

さすがに、もう無理かなぁ。。。