先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
先週は週を通してリスク選好の動きとなりましたね。
EURJPY、EURUSD、USDJPYの3通貨とも青色スパンが目立ち、
上昇トレンドの割合が多かったです。
このような3通貨とも上昇する動きというのは、
リスク選好時によく見られる光景ですね。
先週の一番の注目イベントは、イエレン氏による公聴会ですが、
事前に原稿が公表されたようで、その段階で円売りの流れが決まったようです。
EURJPYは、ほぼ青色スパンだけで、その雲がよく効いているのが分かります。
こんな分かりやすいトレンドばかりなら嬉しいんですが。。。
EURUSDは、小幅な波を描きながらもジリ高基調となっています。
4時間足で見ると分かりやすいですが、きれいな下値支持線が引けますね。
USDJPYは、久しぶりに100円台を回復、先々週の雇用統計でのドル買いと
先週のイエレン氏の発言での円売りとで、上向き圧力が強まっています。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
11日のEURJPY、円売りの流れに乗ってのロング、
12日のEURJPY、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
15日のEURJPY、円売りの流れに乗ってのロング、
12日のEURUSD、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
15日のEURUSD、ドル売りの流れに乗ってのロング、
こんな感じでしょうか。
イエレン氏の公聴会前後の思惑で円主体で動くと分かっていれば、
先週はわりと分かり易かったといえるでしょう。
週末を迎えての直近の動きとしては、
円売り>ユーロ買い>ドル買い
という力関係になっていると思われます。
今回の公聴会を受けて、緩和継続姿勢が強まっています。
つまり、量的緩和縮小開始時期については、
来年以降に、もしかしたら夏以降になるとの思惑も出ているようです。
それにしても、前回の強い雇用統計の内容を見たときには、
今年の12月に縮小開始といわれたのに、今度は来年の夏以降ですか。。。
もうしばらくの間は、量的緩和については中長期的なテーマとして、
ダラダラと取り上げられるでしょうね。