先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
ここ2週間ほどは明確なトレンド相場が発生せず、
さすがにFOMCや雇用統計を控えた先週は動くのではないかと思っていましたが、
いざふたを開けてみると、大きな動きは見られず、
いつも通りの膠着相場のままでした。
雇用統計の数字だけを見ると、非農業部門雇用者数は予想外の大幅増となって
割とサプライズ感があったと思うんですが、
チャート的には行って来いの展開で終わっており、
結局トレンド発生とはなりませんでした。
月一の一大イベントの米雇用統計で、
あれほどのサプライズ的な数字にも関わらず、トレンドが出ないとなると、
当面は相場を動かすような材料は、出てこないような気もしてきました。
4時間足、日足レベルでも値動きの減少が目立ち、
ボリンジャーバンドも狭くなってきています。
まだまだ我慢の相場が続きそうです。
各通貨ペアの動きも特に言及する事は無いですね。
28~29日にかけては円売り
30日はユーロ売り
1日はドル売り
の反応が起きている事は分かりますが、
週初の円売り以外は明確トレンドでないので、
エントリーしづらかったでしょう。
下記は、先週1週間分の1時間足チャートです。
上からEURJPY,EURUSD,USDJPYです。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合のエントリー箇所は、
28日のEURJPY、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
29日のEURJPY、円売りの流れに乗ってのロング、
28日のEURUSD、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
これくらいしか見当たらないですね。
先々週ほどではないですが、それでも一週間を通して、
上下幅が100PIPS程度の狭いレンジ相場が続いており、
トレンドフォロアーには取り組みにくい相場状況が続いていると言えるでしょう。
週末を迎えての直近の動きとしては、
ドル売り>ユーロ買い>円買い
という力関係になっていると思われます。
明日以降の相場については、
まずは、金曜日の雇用統計の反応の継続性を確認したいですね。
あれだけの良い数字にも関わらず、ドル売りで週末を迎えましたので、
何かしらファンダメンタル的な変化が起きているのか、
それとも大口トレーダーのちょっとした都合だったのか、
月曜のロンドン勢の動きを確認したいです。