先週はドル円に関しては明確な材料が出ず、ほぼ横ばいで推移しましたが、フランスの政治情勢の影響からユーロ売りが継続する相場でした。

教育環境の改善、高校生のデモが引き金になったフランスの混乱ですが、徐々に規模が大きくなっており、相場のメインテーマになりつつある状況です。

今ではフランスの財政悪化懸念、政治情勢の不安定化も取りざたされており、それが仏10年債利回りの上昇へ波及し、独仏金利差の拡大を受けて、ユーロ売りが強まる展開となっています。

フランスはユーロ圏では第2の経済規模を持つため、現在の状況が長引けば、欧州全体に財政不安懸念が拡大することも考えられます。

一方、トランプ大統領は比較的おとなしかったですね。「ノーベル平和賞を受賞させろ」や「中間選挙前のイラン攻撃は見送る」などの戯言などはありましたが、相場への影響は限定的でした。

ドル円は日米金利差による上げ圧力と介入警戒感による下げ圧力との狭間で揺れ動く展開、おそらく160円手前の価格帯で値動きが重たい状況が続くのではないでしょうか。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb26101101
序盤は買い優勢から始まりましたが、徐々に横ばいとなり値動きが乏しくなっていきました。値幅も週を通して100PIPSほどしか動いておらず、珍しく低ボラティリティでした。

トレーディングとしては難しかったですね。週初はいつも通り青色ゾーンを背にしての押し目買いとの判断になりますが、雲を割ったあたりで小幅損切するのが適切でしょう。

その後も4時間足ボリンジャーバンドを挟んだ横ばい状態が続いているので、エントリーは控えるのが良いでしょう。

サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、やはりUSDとJPYで強弱差が出ていませんね。お互い似たような動きをしているので、これではトレンドは出ません。

対して、EURは比較的弱い状態が続いています。EURの弱さはファンダメンタルズに即した動きなので、当面はユーロクロスを売り目線で見ていくのが良いのかもしれません。

さて、月曜からの相場ですが、米消費者物価指数(CPI)が控えています。

先月のFOMCでは約3年ぶりの利上げが決定されましたが、今回のCPI次第では連続利上げの可能性もあります。

中東情勢を受けた原油高もあり、粘着質的なインフレは継続しているので、おそらく弱い数字は出ないと思うのですが果たして…

ドル円は引き続きトレード対象とし、買い目線で見ていきますが、最優先すべき通貨ペアではない、という認識です。