以前にも書きましたが、私は基本的にスキャルピングはしません。
1分足を見る場合も、メインである15分足での補足の意味で、
タイミングをとる為に使っているだけです。
ですので、最初からスキャルピング目的に相場を見ることはないのですが、
ある条件になった時だけは、例外的にスキャルピングをする事もあります。
その条件とは、
監視した時には、既にトレンドが発生した後であり、
トレンドに乗り遅れた事が明快で、
今からエントリーするのが遅いと思われる時。
または、
自分の手法のルールに合わない、
もしくは、自分の待っていたチャートパターンにならない形で、
トレンド相場へ移行してしまい、エントリーできなかった時。
上記のどちらかになってしまった場合、
例外的にスキャルピングをしています。
私は基本的に順張り派なので、トレンドが出ている時に
利益を取っていきたいと思っています。
ですので、トレンドが発生しているにも関わらず、
何もせずにただ見ているだけではもったいなく思ってしまいます。
その場合は、仕方ないので、サブの手法というか予備の手法として、
そのトレンドの一部だけでも利益にしようと思い、
スキャルピングに切り替えて相場を見ることがあります。
今回紹介するのは、そのサブの手法としての私のスキャルピング法です。
しかし一つだけ注意して頂きたいのは、
スキャルピングばかりやっていると、
トレードが矮小化してしまう危険性があります。
こじんまりとしたトレードしか出来なくなり、
利益を伸ばす事が出来なくなる危険性もありますので、
その点だけは注意してくださいね。
まずは、使用する各種テクニカル指標を説明します。
スキャルピングで使用する時間軸は1分足です。
そして、使用するテクニカル指標は、
ボリンジャーバンド、スパンモデル、平均足の3つです。
それぞれ説明すると、
ボリンジャーバンドで用いる期間はMA315で、その±1σを表示させます。
MA315とは、移動平均線の期間が315本の平均という事です。
「315本って長すぎない?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、
これには理由があって、
私は普段は15分足チャートをメインに監視しています。
そして、エントリーポイントに差し掛かってきた段階で、
1分足に監視を切り替えます。
私は15分足チャートでは、ボリンジャーバンドは、
MA21と±1σを表示させているんですが、
それを1分足チャートでも表示させています。
つまり、15分足チャートのボリンジャーバンドを1分足に表示させる為に、
期間21×15分足=315
という計算式になり、
15分足チャートのMA21のボリンジャーバンドを1分足に表示させる為には、
MA315のボリンジャーバンドにする必要があるということです。
その為のMA315のボリンジャーバンドという事です。
次に、スパンモデルですが、
これは私のお勧め商材の1つでもある「マーフィーの最強スパンモデル」で
使用されているスパンモデルのことです。
私は15分足チャートではスパンモデルを表示させていますが
1分足でもスパンモデルを表示させています。
スパンモデルの良いところは、
青色スパン、赤色スパンという2種類の雲により、
相場の状況を視覚的に捉える事ができるということです。
また、遅行スパンという存在も重要で、
基本的には、この遅行スパンに沿った方向へ仕掛けることになります。
上記に挙げた雲、遅行スパンという存在により、
相場の流れに沿った、常に優位な方向へ
ポジションを取ることが出来るようになります。
最後に、平均足です。
平均足は、MT4(Meta Trader4)にも標準装備されており、
最近では各FX会社の独自のチャートソフトにも装備される事が多くなってきた、
ローソク足に似たテクニカル指標ですね。
細かい計算式は過去の記事にも書いてありますので、今回は省略しますが、
通常のローソク足よりも陽線、陰線が継続しやすい、
という特徴があります。
1分足でこの平均足を用いる事により、
1分足独特の相場のノイズ、ブレを防ぐ、
つまり、相場がノイズ状態の時には手を出さない、という判断の手助けになります。
例えば、平均足で表示しているにも関わらず、
陽線が5本程度も連続で続かない状態、
陰線が5本程度も連続で続かない状態は、
現在の1分足相場がノイズ相場だと言えるでしょう。
相場がトレンド状態になっている時は、
上昇トレンドなら平均足表示で陽線が10~20本くらい連続で出てくるものです。
(もちろん途中に微妙に陰線が混じっている場合もあります)
そして上昇トレンドの一時的な調整の押しでも、
陰線が10本程度連続して出てくるものです。
(もちろん途中に微妙に陽線が混じっている場合もあります)
こうした分かりやすく陽線、陰線が連続して出現している状態の相場が
スキャルピングには向いている相場といえます。
では、これらを用いて具体的にどういう条件で
スキャルピングをするのかというと、、、
長くなってしまうので、
この続きは、また気が向いたときに書きたいと思います。