週明け月曜日の早朝に、窓を開けて相場が開始することがよくありますね。
そして、そうした窓は基本的に埋める傾向が高い事が分かっています。
ですので、それを利用して、月曜の朝に窓を開けた場合に、
その窓を埋める方向へエントリーして、窓が埋めきった位置へ利確指値を
設定しておく手法が有名ですね。
この手法の勝率がどの程度なのか、よく分かりませんが、
今まで見てきた経験からは、おそらく9割以上の勝率になっていると思います。
ほんの数PIPSの窓でも、100PIPS以上の窓でも、
ほとんどは埋めてしまうことになるんですね。
しかし、ここで注意したいのは、この手法でも勝率は100%ではありません。
ほとんど窓は埋めますが、あくまでも”ほどんど”です。
”絶対”ではありません。
特に最近の、USDJPY及びクロス円に関しては、
毎週のように上方向へギャップアップして始まっていますが、
その窓は埋めているのでしょうか?
以下は、USDJPYとGBPJPYの日足チャートです。
見ての通り、窓を埋める事無く、
そのまま上げ続けていることが分かります。
何も考えず安易に、
「窓を開けたからエントリー、そして、窓埋め位置に利確指値設定で放置」
というやり方では、そのままトレンドに飲み込まれて、
大幅含み損状態となってしまいますね。
やはり、どんな手法でもストップの設定は欠かせないという事でしょうか。
しかし、窓埋め手法の場合のストップの位置は
どのように決定すれば良いのでしょうか。
確かに窓はほとんど埋めますが、いつ埋めるのかは誰にも分かりません。
月曜日のうちに埋めることもあれば、
何日後になってからようやく埋める場合もあります。
あまり粘りすぎると、含み損が拡大してきますし、
あっさり諦めると、高勝率の旨味を引き出せません。
耐えられる含み損と窓埋めにかかる日数の両方を鑑み、
バランスの良いストップ幅を決めないといけませんね。
ちなみに私は、窓埋め手法はやったことはありません。
月曜の朝だけ早起きする、という生活習慣が出来ません(笑)
生活習慣の乱れは、デイトレにも悪影響を及ぼす、と思っていますので、
通常のロンドン時間以降のトレードを通常の体調で行う為にも、
無理な早起きはしないようにしています。