先週は重要イベントは無く、また、米・イラン紛争も新規ネタは無く、高いレベルでの緊張状態が継続しており、相場としては値動きが乏しく膠着感の強い展開でした。

まず、米・イラン紛争ですが、軍事衝突の報道もありますが、その一方で停戦に関する合意報道もあり、腹の探り合いは続いています。トランプ大統領は和平進展を示唆しているものの、イラン側は強硬姿勢を継続しており、何が真実か見えない状況に変わりなし。

そんな状況の中、日本では植田日銀総裁が「物価上振れリスクが高まれば利上げを議論」と発言、一部マスコミも「日銀が今月利上げを検討、年内追加利上げの可能性も」と報じたことで、円買いが強まる場面もありましたがそれも一時的。

現状、日銀による6月利上げの確率は80%ほどとなっていますが、植田日銀総裁が就任して以降は、利上げする際には事前にマスコミにリークすることになっているので、おそらく今月の日銀金融政策決定会合では利上げを決定するんでしょうね。

にしても、ほとんど円買いに振れないですが…

また、週末の米雇用統計では、市場予想+8.8万人に対して、結果は+17.2万人と倍ほどの上振れ、相変わらず米の労働市場は強いですね。ウォーシュFRB新議長は元々タカ派なので、こうなってしまったら、米も利上げせざるを得ないでしょう。

為替市場もドル買いで反応、有事のドル買いも相まって、ドル円は再び160円台に乗せてきており、介入警戒ゾーンに突入しています。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠を記述していますが、
 これはマイルールにおけるロング指向の領域を表しています)
cpb26060701
介入警戒レベルにまで上げたことで、ボラティリティが極端に狭くなっています。

ファンダメンタルズを考えれば、下がれば買いたいが、上がれば介入警戒で率先して買いたくない、という状況が続いています。

上記チャートを見ると、所々で突発的な急落が起きていますが、最近のドル円はこうした動きが多いですね。おそらく介入ではなく、大口が散発的に利確しているのでしょう。

トレーディングとしては難しいでしょう。見た目は青色ゾーンばかりで押目買い狙いしかできないですが、先も書いたように所々で急落しているので、仮にロングしたとしても、そうした場面でストップに掛かって損切りさせられる危険性があります。

私は過去の記事でも書いたように、今のドル円はトレード対象外です。

サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、週を通して相対的にUSDJPYという状況なので、USDJPYが上昇トレンドになっていることに納得です。

対して、EURGBPは目立った方向感が出ていません。ちなみに、週末の米雇用統計後にはUSD買い、JPY買い、EUR売り、GBP売りになっています。

さて、月曜からの相場ですが、まず米雇用統計後に株式が急落している事実に注目です。おそらく米の利上げを織り込む動きでしょうが、月曜日の日経平均の寄付きは相当なギャップダウンで始まることが予想されます。

それが為替にも波及する可能性があるので、しばらく様子見して落ち着きどころを探りましょう。