先週の相場はFRBがタカ派姿勢に転じたことによるドル高が意識される展開でした。
ドルストレートの通貨ペアを見ると、総じてドル買い。ユーロドルやポンドドルなどは、明確な下降トレンドで下値模索の展開となっていましたが、ドル円だけは別世界のようです。
以下にチャートを載せていますが、ほとんど動意なし。それもこれも政府・日銀による為替介入の警戒感によるもの。
本来であれば、米の利上げ観測によるドル買いと日米金利差の大きさ、さらに、日本経済の弱さという根本的な円売り圧力から、ドル円は上昇せざるを得ないですが、162円を手前にして、いつ介入されるか疑心暗鬼の中で誰も仕掛けてこない状況が続いています。
先週も片山財務相とベッセント米財務長官がオンライン会談を行ったというニュースが伝わると、ドル円は90PIPSほどの急落を見せています。しかし、その後はすぐに上昇基調に戻っており、上トライの状況に変わりなし。
現状、ドル円のボラティリティーが回復する気配はありません。しばらくは今回のように、”何かしらのニュースが出て急落するもすぐに戻る”、という展開が続くのかもしれません。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

見ての通り、動いてないですね。週を通した値幅は90PIPSほどで、162円を手前にして、誰も仕掛けてこない状況が続いています。
トレーディングとしては難しいですね。というか、ドル円をデイトレの対象にしている人なんているんでしょうか?
一応、青色ゾーンが多いですし、遅行スパンも陽転している場面が多いので、青色ゾーンを背にして押目買いを行うのがセオリーですが…でも今は、手法以前の問題ということは理解できるでしょう。
もちろん、テクニカルは大事ですが、何でもかんでもテクニカルに当てはめてトレードするのは違います。”介入警戒感から動きづらい”ということは分かっていますし、”いざ介入されたら急落する”ということも分かっているので、わざわざドル円でトレードする必要はありません。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、USDとJPYが似たような動きをしており、乖離幅に変化が起きていないので、ドル円は停滞しているとも言えます。
代わりに、EURが弱かったので、ユーロクロスをショートするのが適切です。
さて、月曜からの相場ですが、米雇用統計が予定されています。前回の米雇用統計は想定外の上振れでドル買いとなりましたが、今回はどうなるか。もしも今回も強い内容だったら、流石にドル円も162円台に乗せるのではないかと思うのですが果たして…
そして先ほど、米がイランを空爆したことが発表されましたね。停戦合意なんて無意味。もはや存在していないのと同意です。
もしかしたら週明け寄付きは、リスク回避のドル買い、株安から始まるかもしれません。





