“市場は半年先を織り込んで動く”
といわれていますが、
流石に今回ばかりは市場は判断を誤ったというか、
早とちりだったようですね。

インフレを抑えるためにFRBが0.75%の大幅利上げを繰り返した結果、
来年には景気後退(リセッション)するだろう、
来年には利下げに転換するだろう、
と市場が勝手に判断した結果、
最近ではそれを織り込むようにドル売り、円買いが進行していました。

しかし、先週発表された米雇用統計はポジティブサプライズ、
といって良いんでしょうか、
市場予想の倍以上の伸び、且つ、失業率も低下しており、
力強い内容となったことを受けて、
一気にドル買い、円売りと通貨の動きが反転。

景気後退を心配するどころか、順調そのもの、
雇用状態は既にコロナショック以前の水準まで回復していて、
インフレが抑えられていない懸念が浮上。

この雇用統計の結果を受けて、
9月の利上げは当初0.5%の予想でしたが、
0.75%になる見込みです。

要するに、
「来年の景気後退を心配するよりも、
 現在のインフレ進行を心配したら?」
と、雇用統計の数値が語りかけているんですね。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb22080701
週前半に300PIPSほど下落しましたが、
週中からは500PIPSほど反転上昇しました。

私は20通貨ペアほどのボラティリティを監視していますが、
現時点ではドル円が最も高ボラティリティーです。

ドル円と言えば、数ヶ月前までは
最も動かない低ボラティリティの代表格だったのに、
本当に様変わりしましたね。

トレーディングとしてはボラが大きい分、
タイミングが難しかったですね。

それでも、遅行スパンとスパンモデルに従い、
週前半は売り目線で、
週後半は買い目線で見ていれば、
大きく外すことはなかったでしょう。

また、サブウィンドの通貨の力関係を確認すると、
週前半はJPY買い、USD売り、
週後半はJPY売り、USD買いと
綺麗に反転していますね。

GBPEURに関しては、
特に目立った動きはありませんでした。

さて、月曜からの相場ですが、
米雇用統計を受けたドル買い円売りが継続するのかに注目です。

更には、今最も重要な指標である
米消費者物価指数(CPI)の発表もあります。

CPIが市場の予想を超えるようであれば、
更なるドル買いの可能性もあります。

とりあえず、ドル円については、
上目線で見ることになるでしょう。