先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。

先週はこれまで続いていた円売り・ドル買いの一方的なトレンドが
ようやく調整してくれて、USDJPYは週初めの高値121円台から117円台まで
約4円程の下落となりましたね。

この下落というのは、
何かしらファンダメンタル的な材料が出た事が原因で下げたのではなく、
これまで溜まりに溜まった円売りポジション、ドル買いポジションの利益を
確定するための反対売買による下落、という面が強いです。

よって、ある程度大口トレーダーが利益確定を済ませたら
再び以前のような円売り・ドル買いトレンドに回帰のではないでしょうか。

という事で、先週の各通貨ペアの動きを確認してみます。

下記は、先週1週間分の1時間足チャートです。
上から順にEURJPY,EURUSD,USDJPYです。

チャート内に、青色枠赤色枠がありますが、
青色枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています。

EURJPYは、週の寄付き付近に高値を付けた後は
円買いによる下落トレンドとなりました。

赤色ゾーンの下をショートしていれば大きく外す事は無かったと思いますが、
これが調整の動きだと認識してしまうと乗りにくかったかもしれませんね。

EURUSDは、ドル売りによる上昇トレンドが目立つ展開となりました。
しかし、遅行スパンの切り替えが何度があったので、
大きく取れる相場ではなかったですね。

USDJPYは、ようやく下げてくれたという感じでしょうか。
日足、週足レベルで一方的な上昇トレンドでしたからね。

やっと大口トレーダーが利確に動いてくれました。
fxchart14121401
fxchart14121402
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合のエントリー箇所は、
9日のEURJPY、円買いの流れに乗ってのショート、
10日のEURJPY、円買いの流れに乗ってのショート、
11日のEURJPY、ユーロ買いの流れに乗ってのロング、
8日のEURUSD、ユーロ売りの流れに乗ってのショート、
9日のEURUSD、ドル売りの流れに乗ってのロング、
12日のEURUSD、ドル売りの流れに乗ってのロング、

こんな感じでしょうか。

先週は値幅も大きく、いつも通り遅行スパンと雲に従って行動していれば
問題なかったですが、ポジション調整による反対売買の動きでしたし、
日足レベルと逆向きであると認識してしまうと、
心理的にはエントリーしづらかったかもしれません。

週末を迎えての直近の動きとしては、
ユーロ買い>ドル売り>円買い
という力関係になっていると思われます。

週末に向けてポジション調整のドル売り、円買いの動きは
徐々に収まってきた感じもしますので、
月曜以降は、再び本来のトレンド方向であるドル買い、円売りに
回帰するんでしょうか。

しかし、ファンダメンタル的には、
衆議院選挙の結果を受けての市場の反応、原油安進行におけるリスク回避、
クリスマスシーズン突入で海外勢の動きも鈍るかも、という要因もあるので、
分かりやすいトレンドにはならないかもしれません。

今年の為替営業日も残り少なくなってきましたので、
あまり無理をしないで臨んでいきます。