先週は2017年の第1週目でしたが、休みボケする事無く
週初からボラティリティの高い活気づいた相場展開となりました。

しかし、トレンドというよりも乱高下という感でしょうか、
ドル主体で相場が動くケースが多かったので、
ドルストレートは、相対的にボラが大きく、
クロス円は、相対的にボラが小さい印象でしたね。

特に最近は、ドルと円が逆向きに反応する、
つまり、ドル買い円売り or ドル売り円買いとなる場合が多く
そうなると、必然的にUSDJPYのボラが大きくなります。

先週のUSDJPYの高値と安値の差も300PIPS以上ありましたし、
通貨ペアの特性から、比較的値幅が小さいと言われているUSDJPYですが、
当面はそれなりのボラティリティが期待できそうです。

では、先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートを復習してみます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb170108
週初は上昇トレンドとなり、12月の高値と並ぶ位置まで上げましたが、
そこからは一転して下降トレンドとなっています。

しかし直近の動きとしては、
米雇用統計をきっかけにして再度上昇に転じかけている状況
といえるでしょう。

サブウィンドウの通貨の力関係を見ると
週をとおして買われた通貨、売られた通貨はありませんでしたが、
ドル主体の動き、つまり、USD買いやUSD売りで
振られている状況が読み取れますね。

ニュースでは、
ドル買いが起きると、トランプ相場への期待感からドル買い
ドル売りが起きると、トランプリスクへの警戒感からのドル売り
と後付け解釈されますが、
ニュースではエントリーのタイミングを計る事はできません。

私達トレーダーはチャートの動きに忠実に従うことが仕事であり、
その動きの原因を追求することは仕事ではありません。

経済アナリストや経済記者ではないんですから、
あくまでもチャート主体で思考しましょう。

さて、今週はトランプ次期大統領の会見が控えていますが、
またしても過激発言をするんでしょうか。

一応、発言前後の時間帯だけは注意しておきましょう。