1週間前の日曜日に行われた仏大統領選の結果、
マクロン氏とルペン氏が決選投票に進む事が決定しました。
事前の予想通りだったことが市場に安心感を与えたようで、
週明けの寄付きはユーロクロスを中心に、
ユーロ買いによる巨大なギャップアップで始まる通貨ペアがほとんどで、
ユーロ円に関しては、350PIPSほどの窓を開けての寄付きとなりました。
その他、週中の25日には北朝鮮の核実験懸念がありましたが、
こちらも実施されず、とりあえずの安心感を与えています。
更には、英メイ首相が総選挙実施発言をしたことでポンド買いも起きており、
先週全般的には、リスク選好ムードが優勢だったようですね。
という事で、今回は先週1週間分のEURJPYの1時間足チャートを復習してみます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
まず、仏大統領選を受けて、寄付きはギャップアップで始まるも、
あまりにも大きな窓だった為に調整の反落。
しかし、北朝鮮リスクの後退を受けて
寄付き時の高値を更新する動きとなりましたが、
更なる材料が出ずにその後は横ばいに推移、
という流れになっています。
注目ラインとしては、
3度ほど上値を抑えられているアクア色ライン、
レジサポ転換しているオレンジライン、
窓埋めに至らなかったWボトムの最安値である赤色ライン、
この3つでしょうか。
現状は高値圏での横ばいとなっており、
まずは、アクア色ラインとオレンジラインの
どちらを先にブレイクするのかに注目です。
また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週初のEUR買いが強烈だったことは分かりますが、
その後は目立ったEUR買いはそれほど起きていなかったですね。
同じく、リスク選好という意味でJPY売りも起きていましたが、
こちらも週初が強くて、週末に向けて徐々に弱まっています。
さて来週ですが、米雇用統計が控えています。
前月の米雇用統計はネガティブサプライズ的に弱い数字となっていましたが、
今回はどうなるでしょうか。
一応現時点では、市場は年内にあと2回の利上げを見込んでいるようですが、
もしも、今回の米雇用統計も弱い数字だったら、
ファンダメンタルズ的な警戒感を誘う事にもなりかねませんね。