先週は北朝鮮のミサイル発射問題でリスク回避の動きが強まり、
USDJPYは108円前半まで下げました。
アノマリーという訳でもないですが、
USDJPYの下攻めは日本時間の早朝に起きる事が多いですね。
また、週末には米雇用統計があり、
予想を下回る内容であったものの、
発表後は底堅く推移しています。
先週は北朝鮮のミサイル発射問題と米雇用統計が主要な材料で、
どちらも悪い方へ受け止められてもおかしくなかったですが、
実際にはリスク回避の動きは一時的ですぐに戻しています。
こうしたチャートの動きを見ると、
市場はリスク回避の動きになりたがっていない印象を受けますね。
という事で、
先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートを復習してみます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
火曜日早朝に急落しており、
これが北朝鮮のミサイル発射による反応ですが、
思ったほど下げなかったですね。
北朝鮮問題に慣れてしまったせいもあるかもしれませんが、
この108円前半はUSDJPYの日足チャートにおける
サポートラインとなっているので、
それが効いている可能性もあります。
その後はきれいに反転上昇しており、
青色ゾーン上にある間はロング指向で臨めば問題なかったでしょう。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週初は、EUR買いUSD売りでしたので、
EURUSDのロングが狙い目でしたね。
週中はJPY売りが目立ち、週末に向けては米雇用統計を控えて
徐々に通貨の強弱が不明になっていく様子も分かります。
さて、月曜からの相場ですが、
ECB理事会が注目イベントになるでしょう。
最近のユーロ高は量的緩和縮小を先取りした動きのようですが、
今回の理事会で具体的な議論がなされるのかどうか、です。
ユーロのボラが高くなりそうですが、
乱高下にはなって欲しくないですね。