先週はトランプ大統領が誕生して最初の週でしたが、
早速、選挙時の公約を実行してきているようですね。
政策については以前から分かっていたことなので、
今さら右往左往する必要はないと思うのですが、
何かにつけて市場は反応したがっています。
特にトランプ大統領の発言には注目しているようで、
保護主義的な内容と受け止めると円買いドル売りに反応、
規制緩和的な内容と受け止めると円売りドル買いに反応、
となっているようです。
今しばらくは、トランプ大統領の発言に左右される展開が続きそうですが、
「狼が来たぞ!」ではないですが、
時間が経てば市場も慣れてきて、いちいち反応しなくなるんでしょうか。
という事で、先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートを復習してみます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
週前半は下降トレンド、週後半は上昇トレンドとなっており、
先週と似たようなチャート形状となりました。
週後半の上昇トレンドは、NYダウが2万ドルに到達したことにより
ドル買いになったのが原因と報道されていますが、
まぁ後付け解釈ですね。
週中の下降トレンドから上昇トレンドへの転換場面は
トレードには難しい場面でしたが、
それ以外は分かりやすかったでしょう。
しかし、サブウィンドウの通貨の力関係を見ると、
週をとおしてGBP買いが継続していたので、
GBP関連の通貨ペアの方が、より取り組み易かったです。
特に、
週前半はUSD売りでしたので、GBPUSDのロング、
週後半はJPY売りでしたので、GBPJPYのロング、
を選択した方が値幅が取れましたね。
さて、今週末には米雇用統計が控えていますが、
トランプ政権下ではどの程度の注目となるんでしょうか。
トランプ大統領は、雇用の拡大を政策の一つに掲げていますが、
FRBは、既に米は完全雇用に近づいていると話しており、
このトランプ大統領とFRBの雇用に関する認識の違いがよく分かりません。
数字上は完全雇用に近いのに、
どうして今さら雇用を拡大する必要があるんでしょうか。
う~ん、ファンダメンタルズに疎い私にはよく分かりません。
とりあえずトレーダーとしては、
市場に適度なボラティリティを望むだけです。