先週は衆議院選挙で与党圧勝を受けての相場でしたが、
予想通り、寄付きは円売りギャップアップで始まるものの、
それ以降は特に継続的な反応はなかったですね。
日経平均株価は16連騰という過去最高記録も更新して、
今も堅調に推移していますが、
最近では為替との連動性が薄く、
ドル円への影響もそれほど見られなくなっています。
それよりも先週はECB理事会でしょうか。
これまでの数ヶ月間は、量的緩和縮小の思惑で
ユーロ買いが進行していたようですが、
ECBが思った以上の慎重姿勢を見せた事で一気にユーロが売られいます。
これまでのユーロ高に対する牽制
という側面もあるのかもしれません。
という事で、
先週1週間分のEURJPYの1時間足チャートを復習してみます。
チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
週初の下落は衆議院選後の材料出尽くしの影響でしょうか、
その後は上昇に転じていますが、
ECB理事会で急落している事が分かります。
ECB理事会直後の急落では、遅行スパンが陰転し、
雲も青色ゾーンから赤色ゾーンへ転換しているので、
素直にショートしても良いんですが、
やはり、イベント直後は乱高下も有り得るので、
実際にエントリーするのは心理的に難しいでしょうね。
また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週中まではJPY売りが目立っており、
ECB理事会以降はEUR売りが目立っているのが分かります。
USDとGBPに関しては上下に振れているだけで、
明快な強弱は見られなかったようです。
さて月曜からの相場ですが、
もうそろそろ次期FRB議長が決まりそうです。
今のところはパウエル氏が最有力候補のようですが、
報道によっては多少ドルに影響を与えるでしょう。
そして、米雇用統計も控えていますが、
よほどのネガティブサプライズでない限り
ドル売り反応になる可能性は低そうです。
しかし、発表前に思惑によるドル買いが進行するようなら
その限りではありませんが。