先週もリスク回避が優勢な相場展開が続きましたが、
その原因は相変わらずの北朝鮮と、
そして、米国内でのハリケーンでした。

日本にとっては地理的に近い北朝鮮問題の方に
注目しがちですが、やはりアメリカにとっては実際に
被害にあっているハリケーンの方が注目度が高いんでしょう。

報道によると、連続してやってくるハリケーンの被害により、
米経済にも深刻な影響を与える可能性があり、
それにより利上げ時期が遠のくとの思惑もあって、
それがドル売りにつながっているようです。

という事で、
先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートを復習してみます。

(チャート内に、赤色四角枠を記述していますが、
 これはマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
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週明けはギャップダウンで始まり、
そのまま窓を埋めることなく
ほぼ売り優勢のまま大引けとなっています。

見ての通り、週をとおして赤色ゾーンだけで、
しかも、遅行スパンも陰転状態の場面が多かったので、
ショート指向で臨んでいけば問題なかったですね。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはり、ハリケーンの影響なのか、USD売りが目立っています。

それに対して、強い通貨としては
週初はJPY買い、週中以降はGBP買いでしょうか。

一瞬だけEUR買いも見られますが、
これはドラギ総裁会見によるものなので、
テクニカル的なトレーディングに当てはめるのは難しかったでしょう。

さて、来週ですが、
ハリケーンの被害がどの程度なのか、
そして、北朝鮮が新たな行動、声明をするかどうか、
でしょうか。

ドル円の日足チャートを見ると、
去年11月水準まで下がってきていますし、
やはり、方向性としては、
ドル売り、円買い傾向の可能性が高そうです。