最近のボンドは、値動きが小さく、
おとなしい状態が続いていましたが、
先週は久しぶりに本来の高ボラティリティーに戻りました。
その要因となったのが、
英のEU離脱に伴う負担金をどのくらいの金額にするか、
という問題ですが、
どうやら合意に達したようですね。
これによりポンドが急速に買い戻されたわけですが、
EU離脱に関する問題はまだまだ山積しており、
このあとに控えている貿易交渉が最大の難関と言われています。
よって、ポンドが日足レベルで上値を追い続ける事は
難しいかもしれません。
という事で、
先週1週間分のGBPJPYの1時間足チャートを復習してみます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
週初は弱含みの展開となっていましたが、
英のEU離脱に関する負担金が合意したという報道を受けてからは
一気に上昇トレンドへ転換しています。
転換したタイミングは日本時間の深夜だったので、
初動に乗る事は難しかったでしょうね。
しかし、その後も遅行スパンが陽転し、
青色ゾーン上で推移していたので、
短い時間軸で押目のタイミングを取りながらロングしていれば
特に問題はなかったでしょう。
また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
GBP買いがハッキリ出ていますね。
また、それと同時にJPY売りも見られ、
それらの相乗効果でGBPJPYが高ボラティリティーになった事が分かります。
さて、月曜からの相場ですが、ニュースを見ていると、
米の税制改革法案が先ほど上院本会議で可決したようなので、
週初はドル買いから始まるかもしれません。
また、来週12日から始まるFOMCで利上げがほぼ確実視されている中で、
今週末には米雇用統計が控えていますが、
よっぽど悪い数字でなければ、ドル売りが進行する事も無いでしょう。
よって、ドル堅調の相場展開を予想します。