先週も新型コロナウィルスの感染拡大が懸念されるも、
為替は反応薄、徐々に低ボラティリティに移行していきました。
米では州によっては1日の新規感染者が過去最多を更新しており、
日本でも再び感染者数が増大傾向になっているので、
もはや第二波と言ってもよいでしょうね。
各国ともに、再度のロックダウンを模索する時期になっています。
他には米雇用統計もあり、予想以上の強い数値も反応薄、
やはり、翌日が米独立記念日の振替日だったこともあって
動きづらかったんでしょう。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
週前半は上昇トレンドでしたが、
週中以降は全く反応しない相場になっています。
もちろんトレードするならば、
週前半の上昇トレンド時の青色ゾーン付近からの押目買いですね。
しかし、最近のドル円は、
ドルと円の動きが似ていて値幅が出にくくなっているので、
あえて優先すべき通貨ペアではありません。
ドル円は最初から選択外にしても良かったと思います。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週前半は珍しくUSD買い、JPY売り傾向になっていますが、
これが上記チャートでの上昇トレンドを生んでいます。
週後半にかけてはGBP買いになっているので、
GBPJPYやGBPUSDのロング狙いが分かりやすかったでしょう。
さて、月曜からの相場ですが、
引き続き新型コロナウィルスの第二波リスクに注目ですが、
それ以外にも香港をめぐる地政学リスク、
米中の貿易対立、EU復興基金などの材料があります。
ファンダメンタルズ的には良い材料はありませんが、
今の相場はいつも以上に期待先行になっていますからね。
個人的には期待と悪材料の綱引きで、
為替も株式も大きな動きはないと予想します。