先週も新型コロナウィルスの感染拡大が懸念されるも、
為替は反応薄、徐々に低ボラティリティに移行していきました。

米では州によっては1日の新規感染者が過去最多を更新しており、
日本でも再び感染者数が増大傾向になっているので、
もはや第二波と言ってもよいでしょうね。

各国ともに、再度のロックダウンを模索する時期になっています。

他には米雇用統計もあり、予想以上の強い数値も反応薄、
やはり、翌日が米独立記念日の振替日だったこともあって
動きづらかったんでしょう。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb20070501
週前半は上昇トレンドでしたが、
週中以降は全く反応しない相場になっています。

もちろんトレードするならば、
週前半の上昇トレンド時の青色ゾーン付近からの押目買いですね。

しかし、最近のドル円は、
ドルと円の動きが似ていて値幅が出にくくなっているので、
あえて優先すべき通貨ペアではありません。

ドル円は最初から選択外にしても良かったと思います。

サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週前半は珍しくUSD買い、JPY売り傾向になっていますが、
これが上記チャートでの上昇トレンドを生んでいます。

週後半にかけてはGBP買いになっているので、
GBPJPYやGBPUSDのロング狙いが分かりやすかったでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
引き続き新型コロナウィルスの第二波リスクに注目ですが、
それ以外にも香港をめぐる地政学リスク、
米中の貿易対立、EU復興基金などの材料があります。

ファンダメンタルズ的には良い材料はありませんが、
今の相場はいつも以上に期待先行になっていますからね。

個人的には期待と悪材料の綱引きで、
為替も株式も大きな動きはないと予想します。