先週1週間の動きをEURJPY、EURUSD、USDJPYの通貨の力関係と
スパンモデルを使って復習してみます。
先週は米の財政協議が難航し、その解決の糸口も見つからない状況で、
週を通してドル安となっていましたね。
結局、米政府機関が閉鎖されることになりましたが、
為替の動き自体を見ると、それほど現状を深刻に捉えているようではないですね。
17日には債務上限引き上げの期限も迫ってきているんですが、
市場の見方としては、最悪の事態だけは避けるだろうと
ある程度楽観的に見ているトレーダーも多いようで、
そうした動きがドルのジリ安という展開を招いているように見えます。
「気にはなるけど、どうせいつものようにギリギリで妥協するんでしょ」
と思っているようですね。
EURJPYは、ボックス相場でした。
リスク回避で週初はギャップダウンで始まるも、
ドラギ総裁の発言によるユーロ買いの需要もあるようで、
方向感は出なかったです。
1週間を通して、赤色スパンと青色スパンが2ヶ所以降交互に出ている週は、
基本はトレンドが発生していなくて、ボックス、レンジ的な動きの週
となる事が多く、トレードはやりづらいですね。
EURUSDは、ジリジリとしたドル売り上昇トレンドでした。
しかし、ここ最近の特徴どおり、上げる時はローソク足1,2本程度で、
その後は横ばいの動きという繰り返しとなっていて、
トレードのタイミングは取りづらいです。
青色スパンが効いていないわけではないですが、
押し目を狙うのは難しかったですね。
USDJPYは、逆にジリジリとしたドル売り下降トレンドでした。
リスク回避の円買いという流れもあり、なかなか上げにくい状況です。
赤色スパンの下を売り目線で見ていけば大きな間違いはなかったでしょう。
ロンドン時間以降、デイトレとして見た場合に分かりやすい場面は、
30日の円買いの流れに乗ってのEURJPYのショート、
2日の円買いの流れに乗ってのEURJPYのショート、
4日の円買いの流れに乗ってのEURJPYのショート、
これくらいでしょうか。
EURUSDに関しては、ロンドン時間以降で見た場合、
分かりやすい場面はなかったですね。
週末を迎えての直近の動きとしては、
ドル売り>円買い>ユーロ売り
という力関係になっていると思われます。
この週末、現時点でも米財政協議に関する進展は見られないみたいなので、
月曜以降も、これがメインテーマとなるでしょう。
もしも決着するようなことになれば、
一旦はドル買い急騰という事も有り得ますし、
このままの状態が続けば、
引き続きジリジリとしたドル売り、円買いの流れでしょう。