先週は米感謝祭ウィークだったので動意薄と思いきや
結構大きめなボラティリティがありましたね。
直近の米消費者物価指数(CPI)が弱かったのをきっかけにして
市場にはインフレピークアウト説が広まり、米10年債利回りも低下し、
ドルも売り圧力が強まる中で、ようやくドル円の上昇トレンドも崩れてきたでしょうか。
やはり米主体ですね。
日銀が何をしようとも、何を発言しようとも全く崩れなかったドル円が
米指標一発で崩れてくるとは…
これで財務省も当面は介入する必要が無くなり、
ほっと一息といったところでしょうか。
しかし、市場は早くもインフレピークアウトから
利下げすらも織込み始めています。
パウエルFRB議長は「利下げの議論は時期尚早」と言ってるのに、
NYダウは堅調、またしても史上最高値に迫る勢いです。
まだ高金利政策が続いている中での株高なので、
ちょっと楽観し過ぎでは?と思えてきますが、果たしてどうなるか…
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
週前半は遅行スパンが陰転し赤色ゾーンが出現しており売り優勢、
週中からは遅行スパンが陽転し、青色ゾーンも出現して買い優勢ですが、
週末にかけて感謝祭祝日で徐々に値動きが乏しくなる展開でした。
トレードとしては簡単でしたね。
週初からは赤色ゾーンを背にしてのショート、
週中からは青色ゾーンを背にしてのロングで共に獲れたでしょう。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはり週初はJPY買い、USD売りが強く出ていましたので
USDJPYのショートは適した選択だったでしょう。
また、週中以降はGBP買い、JPY売りとなっていたので
GBPJPYのロングの方が値幅が獲れたはずです。
さて、月曜からの相場ですが、
特に大きな経済指標は無いようなので
米10年債利回りの動向に左右される展開でしょうか。
ドル円の日足レベルの一方的な上昇トレンドも崩れたので、
ここからはしばらく持合傾向になるのか…
日米金利差があるのでドル円が大きく下落することは無いと思われますし、
方向感の無い展開を予想します。