先週も米・イラン紛争の行方とそれに関連するトランプ大統領の発言が注目されましたが、値動き自体は停滞気味でした。
まず、先週末の想定以上に強かった米雇用統計を受けてのドル買いの流れはそのまま継続、次回のFOMCでの利上げ確率が100%となっています。
これまでトランプ大統領のドル安主張の代弁者であったミラン氏がFRB理事を辞任し、代わりに、ドル高タカ派のウォーシュ氏がFRB議長に就任、さらに、トランプ大統領との敵対関係にある前FRB議長であるパウエル氏は理事に残ることから、FRB全体としては以前よりもタカ派色の強い顔ぶれに変わります。
実際、高いレベルでインフレ状態が続いているので、利上げ判断は正当でしょう。
対して、日本でも今月の日銀金融政策決定会合での利上げ確率が90%となっており、マスコミへの事前リークも完了していることから、こちらもほぼ確実に利上げされるでしょう。
日米どちらも利上げなので、ドル円は方向感の出にくい状況、しかも、ドル円は160円という介入レベルの攻防となっており、価格帯的にも動きづらくなっています。
そんな中、木曜日にいきなりドル円が1円ほどの急落、トランプ大統領が「イランが核兵器を持たいことで合意した」とSNSで発表したことが原因ですが…これって信用できるの?
毎回トランプ大統領は「和平は間近」と発言しているけど、いつもイラン側に否定されていますが?今回もイランメディアは最終合意を否定していますが?
まぁトランプ大統領によると今週末にも(つまり本日中?)スイス・ジュネーブで合意に関する覚書の署名が行われるとのことなので、和平が事実かどうかは一両日中にも判明するでしょう。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

4月に最初の介入が行われた160円付近での攻防となっています。下がれば買いたいが、上がれば介入が怖くて買えない、という状況が続いています。1週間の値幅は100PIPSほどで低ボラティリティとなっています。
トレーディングとしては難しかったでしょうね。見た目には遅行スパン陽転、且つ、青色ゾーンの期間が大勢を占めていますが、いつ介入されるか分からない価格帯、且つ、低ボラティリティですから、あえてドル円でトレードする必要もないでしょう。
私も引き続きドル円はトレード対象外です。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、全体的にUSD>JPYの状況となっていますが、それほど強弱差は大きくないですね。
また、週前半はEUR安だったのでユーロクロスをショートする選択はありだったでしょう。
さて、月曜からの相場ですが、まずはトランプ大統領の言う通り、米国とイランの戦闘停止に向けた覚書署名が本当に14日に行われるかどうかの確認です。
イラン側は否定しており、私としては “毎度のこと” という印象でしかないのですが、なぜかマスコミは今回も信用している様子。
果たしてどうなるか。様子を見守りましょう。





