先週の為替市場は停滞気味でしたが、その分、株式市場が活況でした。
注目されていた半導体大手の米NVIDIA社の決算が
極めて強い内容となったのがきっかけか、市場のムードはイケイケ状態、
NYダウは史上最高値を更新してきました。
そして、日本株に関しても海外勢の買いが止まらず、
何と!日経平均株価がバブル時の高値を34年ぶりに更新し、
終値ベースで39000円台に乗せてきています。
私も米株を持っていますし、
今年からNISAを始めた方もウハウハだと思いますが、
チョット強過ぎです…
靴磨きの少年の話を思い出します。
現在の株価を見て喜ぶのか、それとも、慎重になるか、
マネーリテラシーが試されます。
そして為替市場に関してはドル円が150円台に乗せてきて、
予想通り財務省が口先介入をしてきた影響で、
ボラティリティが急激に減速してきています。
また、植田日銀総裁は「デフレではなくインフレ」と発言したようですが…
いやいや遅過ぎ、それにインフレでなくて正確にはスタグフレーションです。
まぁ認めたくないでしょうが。
ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
1週間を通した値幅は100PIPS程度となっており、
明らかにボラティリティが低下しています。
やはりここから先は介入が気になってくるレベルなんでしょう、
トレーディングとしても難しくなってきます。
ファンダメンタルズ的には上目線なので、できればロングをしたいですが、
低ボラティリティのために利大ができません。
ここから上の価格帯では細かく利確する戦略の方が適しているのかもしれません。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
全般的にJPY売りになっていますが、
それと同様にUSD売り傾向でもあるので
USDJPYではボラティリティ乏しかったんですね。
先週に限っては、相対的にEUR買い、GBP買いだったので
EURJPY買い、GBPJPY買いの方が値幅が獲れましたね。
さて、月曜からの相場ですが、
大きな経済指標は無し、日本で消費者物価指数の発表があるくらいでしょうか。
ここにきてドル円のみならず、
為替市場全般でボラティリティの低下が見られます。
動きの乏しい難しい相場展開が予想されるので
無理せずコツコツトレードしていきましょう。