先週のUSDJPYは週をとおして軟調傾向となりましたね。
FOMCやG20を無事通過して、
特に大きなイベントは控えていない週でしたが、
オバマケアの代替案の採択に関する不透明感からドル売りが継続しました。
その結果、USDJPYは日足レベルでのサポートラインを割ってきており、
テクニカル的にも中長期的な下降トレンドが再開する形となっていますが、
そのあたりの日足の形状は、後ほどチャートでお見せします。
という事で、先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートを復習してみます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
見ての通り、週をとおして赤色ゾーンだけとなっており、
遅行スパンもほぼ陰転状態だったので、
売り主体でトレードすべき局面だったと言えるでしょう。
金曜日には一部青色四角枠があり、
買い転換している箇所もありますが、
俯瞰的なチャートの流れから判断すると、
ここでロングするのは、まだ時期尚早ですね。
サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはりUSD売りが目立っています。
また、それと連動するように、JPY買いも継続しており、
最近の相場の特徴である、USDとJPYの逆向きの力関係が
先週も起きたことになります。
そして、先週の下落によって
USDJPYは日足レベルのサポートラインを割ってきています。
USDJPYの日足チャート
オレンジラインがサポートラインであり、また、
トランプラリー発生後の38.2%付近の調整幅でもあったんですが、
そこを割れてきていますね。
よって、このまま下げるようなら、
次の目標は、フィボナッチの50%調整でしょうか。
そのあたりは、価格的にも110円割れ付近でもあるので、
もしかしたら、一旦は110円割れを試しに行く可能性もありそうです。
さて、週末にはオバマケアの代替案の採決が断念される結果となりましたが、
それが週明けの為替にどれほどの影響を与えるのかに注目です。
通常ならドル売り円買い反応になりそうなんですが、
市場が何に注目しているかによりますので、
そんな単純な反応でもなさそうです。
個人的には、そのようなファンダメンタルの解釈よりも、
上記の日足チャートでのオレンジラインの上か下かに注目しています。