先週は米の税制改革法案が可決したことを受けてのスタートでしたが、
予想通り、ドル買いが進行した週でしたね。
週中には、トランプ大統領が
「イスラエルの首都はエルサレム」
と認定したことで円買い反応が起こりましたが、
ドル売りにはなりませんでした。
どうしても、リスク回避となると、
JPYに反応してしまうんですね。
また、週末の米雇用統計は、まちまちの内容となり、
一瞬ドル売りに反応するもすぐに戻しています。
やはり、現在のドルに関しては、政策期待、利上げ期待によって
下げにくくなっているようです。
という事で、
先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートを復習してみます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
週明けは米の税制改革法案の可決により
50PIPSほどのギャップアップで始まりました。
その後、週中にかけて下落傾向となりましたが、
窓埋めが完了すると再び上昇トレンドに転換し、
そのまま高値圏で大引けを迎えています。
トレーディングという点では、
週後半は、特に難しくはなかったでしょうが、
週前半は、利大を目指したら失敗していたかもしれませんね。
また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週をとおしてUSD買い基調である事が読み取れます。
GBPはEU離脱交渉によって乱高下状態でした。
さて、月曜からの相場ですが、FOMCが予定されており、
おそらく0.25%の利上げが決定されるでしょう。
しかし、市場は既に織り込み済みなので、
ドル買いが進行するとは限りません。
ドル円の日足チャートを見ても、
もうそろそろレジスタンスライン付近に到達しそうなので、
ドルに関しては明確な方向性が出ない可能性が高そうです。
それよりも、どちらかというと、
ECB理事会後のユーロの動きの方が大きいかもしれませんね。