先週も米中貿易戦争が主要な話題となりましたが、
要人発言や各種報道に振らされて、
チャート上も神経質な展開になりました。

トランプ大統領は中国だけではなく、
EUにも関税措置を考えているようで、
中間選挙(11月)に向けて保護主義的な政策を推し進めているようです。

ということは、米中心の通商問題は、
中間選挙までは市場の中長期的なテーマとして
事あるごとに挙がってくるんでしょうか。

では今回は、
先週1週間分のEURJPYの1時間足チャートを復習してみます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb18070101
遅行スパンが陽転、陰転を繰り返し、そして、
スパンモデルも青色ゾーン赤色ゾーンを繰り返しており、
視覚的にもトレードしづらいと分かりますね。

このようなゴチャゴチャしているチャートは、
できればトレード対象から外した方が無難でしょう。

終盤には、一気に急騰していますが、
これは欧州の移民問題の合意報道を受けての反応です。

テクニカル的には、この急騰によりチャートの雰囲気が変わったので、
これ以降にロング指向になりたいですが、
週末だったので、トレードチャンスは少なかったですね。

また、サブウィンドの通貨の力関係を確認すると、
やはり、EURJPYとでは相対的な強弱の差がはっきりしていません。

週前半は、EUR買いとUSD売りが目立っていたので、
EURUSDのロングがトレード対象候補、
週後半は、USD買いとGBP売りが目立っていたので、
GBPUSDのショートがトレード対象候補だったでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
金曜日には米雇用統計が控えていますのでとりあえず注目です。

現在は政治色の強い相場付きなので、
よっぽどのサプライズ感がなければ、
米雇用統計でトレンドになる事はないと思います。

逆に、上がれば叩かれ、下がれば支えられる展開と予想します。