先週もドルは堅調に推移しており、
ドル円は一時的に114円台に乗せる場面もありました。
しかし、さすがに過熱感もあるようで、
大引けでは113円台に下げましたが、
それでも底堅い印象はありますね。
欧州圏ではイタリア財政問題やブレグジット問題があるので、
相対的にドルが買われる流れになっている側面もあるでしょう。
週末の米雇用統計は多少弱い数字だったようですが、
現在はほぼ完全雇用の状態であり、
また、ここ数ヶ月は政治色の強い相場状況ということもあり、
通常なら重要イベントのはずが、
今回はあまり材料にはならなかったようです。
という事で今回は
先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートを復習してみます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
ファンダメンタル的には上目線の方が有利な状況ですが、
では実際にロングできるかどうかというと、
先週はちょっと難しかったですね。
2ヶ所ある青色四角枠がマイルールでロングできる場面ですが、
最初の1ヶ所目は横ばいなので、値幅がとれないです。
また、週中の2ヶ所目はそれなりに値幅がありますが、
急騰したきっかけがISM非製造業景況指数ですからね。
分類分けとしては、テクニカルトレードというより
指標発表トレードになってしまいます。
また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはり全般的にUSD買いになっていることが確認できます。
そして、EUR売りも目立っているので、
通貨ペア選択としてはEURUSDのショートの方が
トレードしやすかったでしょう。
さて、月曜からの相場ですが、
米雇用統計の影響はほとんど無いでしょう。
引き続き、イタリア財政問題、ブレグジット問題、
そして、米中貿易戦争などで新しい材料が出てくるかに注目です。
そして一応、USDJPYの日足チャートも確認しておきましょう。
USDJPYの日足チャート
+1σに沿った巡航速度の上昇トレンドが
既にローソク足20本ほど続いていますので、
さすがにトレンド後半という認識になってしまいますね。
そして、直上のオレンジラインは去年11月に付けた高値なので、
ここが上値抵抗線になる可能性があります。
また、ボリンジャーバンドもエクスパンションから
内側に向きつつあることも注意です。
更には、NYダウも確認しておきましょう。
NYダウの日足チャート
オレンジラインは今年1月に付けた高値であり、
現在この価格帯での攻防になっています。
NYダウは移動平均線をサポートとして
約3ヶ月間ほど上昇トレンドになっているので、
こちらも、もうそろそろ調整で下げてもおかしくないですね。
つまり、USDJPYもNYダウも日足レベルで高値圏であり、
過熱感があるので、USDJPYをデイトレで臨む場合は、
今後はロングであっても慎重になった方が良さそうです。