先週も政治色の強い1週間でしたが、
今回は米政権での解任劇が相次ぎましたね。

コーン米NEC委員長の辞任に続いて、
ティラーソン国務長官が解任され、
更には、マクマスター大統領補佐官の解任も報道されており、
為替市場はトランプ大統領の政治運営を不安視する
リスク回避の円買いの動きが強まっています。

また、ドラギECB総裁がユーロ高を牽制する発言をしており、
依然として、クロス円全般の弱含み傾向は続いています。

という事で、
先週1週間分のEURJPYの1時間足チャートを復習してみます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb18031801
週初は持合からスタートしましたが、
まずは上昇トレンドになりましたね。

しかし、週中盤から下落に転じており、
現在の中長期的な方向である下降トレンドに戻っていきました。

12日には短期間だけショート指向の領域となっていますが、
タイミング遅くショートエントリーしたら損切りになっていたでしょう。

しかし、週中盤のロング指向の領域と週後半のショート指向の領域では、
トレンドに沿ってエントリーしていれば利確できた可能性が高いですね。

そして、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週前半はGBP買いと僅かにJPY売りでしょうか、
そこから週後半に向けて、JPY買いEUR売りに変化しています。

このサブウィンドウの使い方はいろいろありますが、
基本的には今見ている時点での最も強い通貨と最も弱い通貨を選択します。

直近で言うと、JPY買いとEUR売りがまだ継続しているので、
EURJPYのショートを選択する事になります。

さて、月曜からの相場ですが、
FOMCが控えていて、利上げが確実視されています。

利上げ自体は市場も分かっていることで、
既に織り込み済みであり、
発表時点で大きな動きにはならないでしょう。

どちらかというと、”Sell the Fact”的な動きでしょうか。

というより、
現在の相場は金利政策よりも政治動向に目を向けているので、
今回のFOMCはそれほど大きな関心事ではないのかもしれませんね。