先週はいつも通りのブレグジット問題に加えて
新たにイタリア財政問題も浮上してきており、
欧州圏は不透明感が増してきたでしょうか。
しかし、思いのほかリスク回避の動きは広がっていない印象で、
株式市場ではNYダウも日経平均も高値圏を維持しています。
そして、注目すべきは、
USDJPYが年初来高値を更新してきましたね。
先週の上昇はドル買い主導によるものですが、
FOMCを経て、改めて米経済の力強さを意識しているんでしょうか。
という事で今回は
先週1週間分のUSDJPYの1時間足チャートを復習してみます。
(チャート内に、青色四角枠と赤色四角枠を記述していますが、
青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
27日のFOMC後に一時的にSell the Factの動きが起きましたが、
そこ以外は堅調に推移していますね。
スパンモデル的には、遅行スパン陽転、且つ、
青色ゾーン上の場面でロングを推奨しますが、
値幅が小さいのでトレーディングとしては難しかったでしょうか。
元々USDJPYはボラティリティが低い通貨ペアなので、
利大を目指すよりも、そこそこの利幅で利食った方が
期待値が高いかもしれません。
また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週前半は目立った強弱はありませんでしたが、
週中のFOMC以降は、USD買いEUR売りになっている事が分かります。
よって、通貨ペアを選択するなら、
EURUSDのショートが最もトレードしやすかったでしょう。
さて、月曜からの相場ですが、
USDJPYの上昇トレンドが継続するのかに注目です。
日足チャートで見ると、
確かに年初来高値を更新してきていますが、
テクニカル的には過熱感があるのも事実です。
USDJPY日足チャート
ボリンジャーバンドの+2σに沿っての上昇、且つ、
RSIが高値圏まで上げてきていることから、
もうそろそろ調整で下げてくるかもしれません。
もしくは、時間調整が主で、
価格的には横ばいでの推移でしょうか。
イベントとしては米雇用統計が控えていますが、
そこで弱い数字が出るようなら、
大口トレーダーが利食ってくることも予想されます。
しかし、下げてくれるようなら、
スイング的に押目を狙っていくのも面白そうです。