最近の相場は、米中貿易戦争と英の合意なき離脱で
リスク回避主導の動きが優勢でしたが、
先週に限っては、好材料続出でようやく買い戻しとなりました。

米中の通商協議が再開、英の離脱延期法案可決、総選挙動議否定、
さらには、香港の逃亡犯条例改正案の撤回などもありましたね。

しかし、これらの問題は解決したわけではないですから、
今後も何かにつけて市場を騒がしてくるんでしょう。

また、週末の米雇用統計では市場予想を下回りましたが、
それほどドル売りは強まらず。

米経済は相変わらず好調にも関わらず、
利下げサイクルに入ろうとしている違和感に、
市場も戸惑っているんでしょうか。

ということで、
先週分のEURUSDの1時間足チャートで振り返っておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
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週前半は下降トレンド、週後半は上昇トレンドと
綺麗に分かれましたね。

週前半は赤色ゾーンを背にしてのショート指向、
週後半は青色ゾーンを背にしてのロング指向で臨めば
方向性は間違えなかったはずです。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週前半はUSD買い、JPY買い、EUR売り、GBP売りだったものが、
こちらも週途中で綺麗に転換しているのが分かります。

特にGBPの動きが明解だったので、
週前半はGBPJPYのショート、週後半はGBPJPYのロングが
トレードしやすかったでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
ひとまず買い戻し、リバウンドが優勢になっていますが、
その流れがいつまで続くか、です。

利下げは行われそうですし、
米の景気後退懸念も相変わらずなので、
どこかで再びトレンド転換し、
本道のリスク回避方向へ回帰しそうです。