新型コロナウィルスの感染拡大が継続しており、
欧州と米では深刻な状況となっています。

日本でも感染者数の増加が日々報道されており、
東京では1日の感染者数が100人を超えていきました。

こうなってくると、緊急事態宣言も現実味を帯びてきます。

仮に、東京が封鎖されるような事態になれば、
経済には大打撃のはずですが、
なぜか市場の反応は薄いですね。

先週は為替も株式も停滞気味でした。

現状、日経平均に関しては安値圏での横ばいになっていますが、
これは緊急事態宣言を既に織り込んだのでしょうか、
それとも、見て見ぬふりなのでしょうか。

最高値から僅か25%程度しか下げていない現状が
不思議でなりません。

やはり、日銀によるETF買いが強烈なんでしょうか。
よく分かりませんが。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb20040501
週をとおしてのボラティリティは200PIPS弱でしょうか、
普段なら高ボラティリティになりますが、
現在は徐々に落ち着いてきた感じに見えますね。

トレーディングとしては、どうなんでしょうか、
ちょっと難しかったでしょうか。

しかし、極端な利大を目指さなければ、
週中のショートも、週後半のロングも共に取れていたはずです。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週を通して、EUR売りが目立っていますが、
これは欧州への新型コロナウィルスの感染拡大が
影響しているんでしょうか。

理由が何であれ、EUR売りの流れであれば、
EURJPYのショートやEURUSDのショートでトレードすべきですね。

さて、月曜からの相場ですが、
引き続き、新型コロナウィルスの報道に注目です。

日本でも緊急事態宣言が出そうな雰囲気がしていますが、
それが市場にどの程度影響を与えるのかは不明です。

仮に、市場が反応する場合、
円買いになるのか円売りになるのかも不明です。

通常なら、緊急事態宣言が出され、
強制的な封鎖になれば日本経済に大打撃なはずで、
それは円売りを意味します。

しかし、旧態依然としたトレーダーは、
“リスク回避といえば円買い”という
思考停止な判断をする可能性もあります。

冷静に考えれば、
日本経済に大打撃なので円を買う、
という発想がおかしいのは明らかなんですが。

どちらにせよ、チャートに忠実に行動しましょう。