新型コロナウィルス関連のニュースは既に織り込んでいるので、
今後、どんな超絶悪材料が出ようとも、
市場は反応しない可能性があります。

先週も様々な経済指標の発表があり、
ことごとく歴史的な悪い数字であったものの、
市場の反応は限定的でした。

実体経済の雰囲気と為替、株式の雰囲気とのギャップが
大き過ぎて戸惑っているのは私だけではないはずです。

日本のみならず世界中の実体経済は
今後も悪くなっていきますが、
為替は無反応を押し通し、
株式は何事もなかったかのように戻していくのか。。。

なにはともあれ、しばらくはこの流れが続きそうです。

ということで、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。

(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb20050301
1週間の値幅は100PIPSほどで、
USDJPYとしては平均的なボラティリティでしょうか。

週中までは緩やかな下降トレンドであり、
赤色スパンもレジスタンスラインとして効いていたので、
ショート指向でトレードできたでしょう。

しかし、週中以降に崩れてからは見送り、
別の通貨ペアに移った方が無難でした。

サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
週を通してUSD売り傾向が見られましたね。

それに対して、GBPが買われ気味だったので、
GBPUSDのロングが最もトレードしやすかったでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
金曜日に米雇用統計が控えています。

米雇用統計といえば、
最近では10万~20万人増と言う数字が定番でしたが、
今回は2200万人減との予想だそうです。

2200万人ですよ!?

米の労働人口は1億6000万人ほどですから約1/8です。

この数字は、第二次世界大戦やオイルショック、
リーマンショック時と比較しても10倍以上だそうです。

それだけ今回のコロナショックは深刻なんです。

にも関わらず、
NYダウは最高値から40%にも満たない程度の下落で収まり、
今となっては既に回復を続けている。。。

訳が分からないです。

もしかしたら近い将来、
これまで経験したことのない空前絶後の大不況で
世界中の人々が苦しんでいる中、
株式だけは最高値更新なんていう不可解な事象も
起きるかもしれません。