新型コロナウィルスの感染拡大は現在進行形で続いていますが、
為替の世界ではすでに織り込み済、というか、
ネタ的に鮮度が落ちてきたようで、
徐々にコロナ関連の報道に対する反応が鈍化しているようです。

ドル円も一時の超高ボラティリティー相場は終わり、
先週は僅か75PIPS程度の値幅で、
とうとう去年レベルの低ボラまでに落ち込んできました。

ただ、ドル円の現在の低ボラは、
ドルと円の役割が同じになってきたことに起因していそうです。

つまり、
リスク回避になればドルも円も買われ、
リスク選好になればドルも円も売られる状況なので、
どんなニュースが出ようとも、
一方的な値動きにならないんですね。

こうした状況はしばらく続きそうなので、
ドル円でのトレードは控えたほうが良さそうです。

ということで今回は、
先週分のEURUSDの1時間足チャートを振り返っておきます。

(チャート内に、赤色四角枠を記述していますが、
 これはマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)

(そして、サブウィンドウは、私が独自特典として無料提供している
 「MTF通貨の力関係インジケーター」によるラインです)
cpb20042601
週中まではレンジ的な値動きで、
週中以降は下降トレンドになっています。

レンジ相場では手を出さない、または、
負けトレードを少なくすることが重要です。

上記チャートでも
遅行スパンが僅かでも陽転したらロング、
遅行スパンが僅かでも陰転したらショート、
とやっていたらヤラレます。

プライスアクションやレジサポ、MTFなど、
他のエビデンスも考慮して
エントリーの取捨選択をする必要があります。

また、サブウィンドウの通貨の力関係を確認すると、
やはり、USDJPYは明確な強弱の差が出ていませんね。

週前半はGBP売り、週後半はEUR売りが目立った程度でした。

さて、月曜からの相場ですが、
米GDPやFOMCなどが控えていますが、
既に超悪材料は織り込んでいるので、
おそらく反応薄でしょう。

原油先物のマイナス価格も一時的で、
今後はこれに関連したニュースも新鮮味がなくなりそうです。

よって、為替は停滞気味、株式は回復傾向だと推測します。