先週は米、英、欧で今年最後の中銀会合が開催されました。

それらの簡単な概要を説明すると、
FOMCでは、22年に利上げ3回、23年にも利上げ3回が想定されて比較的タカ派の印象、
MPCでは、政策金利を0.25%に引き上げて、こちらもタカ派的サプライズ、
ECB理事会では、22年の利上げの可能性は低いとして緩和姿勢継続、
となりました。

オミクロン株が拡大しているにも関わらず、
米と英では利上げを急いでいるところを見ると、
現状はコロナよりもインフレの恐怖を抑えたい
という意思の方が勝っているんでしょう。

そして、このような結果であれば、本来なら
ドル買い、ポンド買い、ユーロ売りとなるはずですが、
マーケットは素直な反応は見せず、
不安定に揺れ動くのみ。

しかし、長期的なファンダメンタルズでは、
ユーロドルは下向き圧力、ユーロポンドも下向き圧力がかかった状態が続きそうです。

それでは、
先週分のUSDJPYの1時間足チャートを振り返っておきます。
(チャート内に、青色四角枠赤色四角枠を記述していますが、
 青色四角枠はマイルールにおけるロング指向の領域、
 赤色四角枠はマイルールにおけるショート指向の領域を表しています)
cpb21121901
週前半は各国中銀の会合待ちの状態で、
ほとんど値動きがありませんでした。

そして、中盤から緩やかな上昇トレンドになりましたが、
16日に一気に急落して売り優勢になりました。

トレーディングとしては難しかったでしょう。

16日の急落前にロングポジションを持っていたら
損切りにならざるを得ないですね。

しかし、こればっかりは運なのでどうすることもできないです。
これも数多くあるトレードの一部という認識です。

こうした予期せぬ動きも含めて、
たくさんトレードをこなしたうえで
期待値>1を実現するのがトレーダーです。

また、通貨の力関係を確認すると、
週を通して明確な方向性はありませんでしたが、
概ね、GBP買い、JPY売り傾向が見られたでしょうか。

よって、通貨ペア選択としては、
GBPJPYのロングがやり易かったでしょう。

さて、月曜からの相場ですが、
クリスマス週となるので、
市場参加者が極端に少なくなることが想定されます。

よって、方向感のない動きとなりそうですが、
そんな中で、大きなニュース、出来事が起こると、
レートがピョンと跳ね上がる or 跳ね落ちることもあり得るので注意が必要です。

私の個人的なトレードは24日(金)に仕事納めにするつもりですが、
基本、様子見姿勢になりそうです。